誤データ・職員居眠り問題で揺れる防衛省…秋田市に相談窓口設置

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 地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地となっている秋田市に11日、防衛省の相談窓口が設置された。

 イージス・アショアの配備計画を巡っては防衛省が新屋演習場の一連の適地調査の結果をまとめ、秋田県と秋田市に説明したものの、他の国有地の検討に使用したデータに誤りがあったことが後になって分かった。

 また住民向けの説明会では、出席した職員の居眠りを指摘され、謝罪する事態に。

 相談窓口は秋田市新屋松美町の勝平日吉神社集会所に設置され、電波の影響を専門とする職員などが対応した。

 窓口には次々と住民が訪れたが、その表情は一様に厳しい。

 地区の16町内会などで組織する新屋勝平地区振興会の役員は「データも不備だった。訂正の表は出したけど原文は直されていない。新屋ありきでそれを裏付けるためのこれまでの調査では」と直接防衛省に詰め寄った。

 振興会は防衛省が町内会ごとに実施するとしている個別説明会の受け入れを拒否していて、防衛省に対する反発と不信感は高まり続けている。

 窓口での質問を終え、振興会の役員は「最初から新屋は不適だと強く発言して行動しているけれど、それを覆すだけのものがいまのところまだ見つけられない」と話した。

 東北防衛局の伊藤茂樹局長は「住民の方々から受けた不安や懸念に対する答えをいろいろな形で伝えていきたい」と防衛省の姿勢に理解を求めた。

 窓口は6月25日までに7日間開かれ、6月以降も設置が検討されている。