児童たちが特産野菜「曲がりねぎ」で地域の魅力を学ぶ 秋田

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 地域の特産品の「伝統野菜」を育てる特別授業が10日、秋田県大仙市の小学校で行われ児童たちが苗植えなどを体験した。

 特別授業には秋田県大仙市の太田南小学校の3・4年生の児童42人が参加した。児童たちが育てるのは大仙市太田町横沢に江戸時代から伝わる「横沢曲がりねぎ」。まっすぐに育ったネギを引き抜き、寝かせるように植え替えて曲がらせる特殊な育て方をしていて、普通のネギよりも柔らかく香りが強いのが特徴。この曲がりねぎは収穫までに2年以上かかるため太田南小学校では2013年から毎年3年生のときに苗を植え、4年生で収穫する体験を行っている。

 

 10日は農家の人たちから土をおこす作業を教わったあと、いよいよ苗植えを行った。曲がりねぎは、かつてこの地区で50戸ほどの農家が生産していたが、収穫までに時間がかかることもあり、今では5戸ほどしか生産していない。

 児童たちは希少な曲がりねぎの苗を一つ一つ丁寧に植えていった。また、苗が育った上に育つ『ねぎぼうず』を摘み取る作業を行った。ねぎぼうずを摘み取った曲がりねぎは8月に植え替えて「曲がり」をつけるということ。

 児童たちは「元気な大きなネギに育ってほしい」や「頑張って(根を)引き抜かないように気をつけた。1年前から大きく育ったのがうれしかった」と話した。

 

 指導した長澤猛さんは「ほかの地域にも立派なものはたくさんあるが、自分たちの地域にも立派なものがあると知ってもらいたくてやっている。鍋にするとおいしいのでお米と一緒に食べてもらえれば良い」と話した。

 

 秋に収穫した曲がりねぎは全校児童が参加する「なべっこ行事」で味わうという。