駿河湾の宝石 水深280mでサクラエビ撮影 研究プロジェクト 7月に産卵期の撮影へ

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サクラエビの姿が鮮明にとらえられました。

深海で撮影した映像を活用して、不漁の原因に迫ろうと、専門家や漁業組合は、7月に3日間、産卵期のエビの撮影を行うことにしました。

これは、今年3月に、清水区興津沖の水深280メートルの海底で撮影された映像です。

長いヒゲをなびかせ、足を素早く動かして泳ぐ、大量のサクラエビ。

時折、きらりと光りを反射する太刀魚の姿も捉えられています。

陸上で見るサクラエビよりも透明で、頭と尾の部分だけ赤くなっています。

記録的な不漁の原因解明や、資源量の回復に向けてサクラエビの生態を調べようと、去年、静岡市は専門家や漁業組合を集めたプロジェクトを立ち上げました。

10日は、映像から、昼間のサクラエビは海底250メートルから350メートルの地点にいることや、小さな群れで行動していることが報告されました。

プロジェクトリーダー

「エビの体の色が変わってきますから、そういうものも映るようになるだろう。あのくらいはっきり撮れていれば、それもだんだん分かるのではと期待している」。

サクラエビ漁は、産卵間近のエビが一定数以上確認されたため、春漁は予定より5日早く終了しました。

産卵時期にあたる7月には、3日間夜間の撮影を行い、産卵間近のエビの変化を調べ、生態の解明や秋の出漁の判断に役立てる予定です。