監督が市教委に「うそ」の報告…隠ぺいか? 尼崎高校・バレー部体罰問題 さらなる疑念も…

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次から次へと新たな事実が明らかになる市立尼崎高校男子バレーボール部の体罰問題。

17日、関西テレビの取材でさらなる疑惑が浮上しました。

その疑惑とは…

== 監督の虚偽報告の疑い==

Q:(監督が)隠ぺいしたかった?

【尼崎市教育委員会担当者】

「そうですね。大きくしたくなかった」

市立尼崎高校の男子バレーボール部では4月、コーチを務める臨時講師の男性(28)が3年生の部員に平手打ちによる体罰をしていたことが発覚しました。

当初は、けがはなかったと説明していましたがその後、平手打ちは10回以上に及び、部員は左耳の鼓膜が破れるけがをしていたことが判明。

さらに、部員は30分ほど意識を失っていたにもかかわらず、コーチもかけつけた監督(51)も救急車を呼ばず、校長にも報告していなかった事実も明らかになりました。

Q:なぜ校長に報告ないのか?

【桑本廣志校長】※15日の取材で

「自分の報告・連絡・相談のところとか危機管理体制の指導不足だと思います」

Q:隠そうとしたのではないか

【長澤広昭教頭】※15日の取材で

「していません。それだけは本当に」

最初からすべての事実が公表されなかった原因はどこにあるのでしょうか…

【記者リポート】

「市教委の調査に対し、監督がうその報告をしていたことが新たに分かりました」

教育委員会によると監督はこれまで「保護者がおおごとにしたくない」と説明していました。しかし、16日、監督の説明が報道されると体罰を受けた部員の保護者から教育委員会に連絡が入り、保護者は「こんなことをされて大事にしたくないなどというわけがない」と話したということです。

【尼崎市教育委員会担当者】

「監督は大事にしたくなかったので報告しなかったと我々は考えている」

Q:隠ぺいしたかったと?

「そうですね。大きいことにはしたくなかったと」

Q:なぜそんな行動を?

「クラブを守ろうとしたのか、保身に走ったのか」

教育委員会は学校側が体罰を隠ぺいをした疑いが強いとみて部活動の指導から外して事情を聞いています。

17日、取材に応じた校長は…

【桑本廣志校長】

「市教委にその話をしているというのは我々はつかんでおりませんので」

Q:部員の保護者は、こんなにケガをさせられて大ごとにしたくないなんて言うわけないと、なぜそんな話になるのか?

【桑本廣志校長】

「わかりません。不可解ですね」

さらにインタビューを進めるとまた新たな疑念が…

体罰が明らかになった後、学校は監督とコーチに事実関係を記したメモを作らせていました。

コーチのメモには意識を失いケガをしたという記述がありましたが、監督のメモには記述がありませんでした。

教頭と校長はこの2つのメモをもとに「ケガは無かった」という報告書を作り教育委員会に提出していたのです。

Q:なぜケガを報告書に書かなかった?

【桑本廣志校長】

「見落としたわけです」

Q:本当に見落としでいいんですか?

【桑本廣志校長】

「いいんですねと言われても本当に本当に見落としてしまっちゃってるんです。

隠そうという意図ではありません」

本当に隠蔽の意図はなかったのでしょうか?

教育委員会は来週調査結果をまとめる方針です。