秋田県産プレミアム米の新品種「秋系821」 試験栽培の田植え

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 全国の頂点を目指すコメとして秋田県が開発したオリジナル品種「秋系821」の試験栽培の田植えが秋田市の農業試験場で行われた。県は2019年度は栽培マニュアルを作る予定で「食味の良さを引き出したい」としている。

 4月12日に種をまいてから約1ヵ月、苗の背丈は約12センチに伸びて葉が3枚出るという田植えにはちょうど良い大きさに生長した。

 「秋系821」はコシヒカリを超える食味を目指し秋田県が開発したオリジナルの品種。2022年の本格デビューに向け、2019年度は試験栽培される。秋田市の県農業試験場では17日「秋系821」の苗を約11アールの田んぼに植えた。県試験場では2019年度、肥料の与え方を「少ない・標準・多い」の3段階で試し、最適な管理方法を探りながら栽培マニュアルを作成する。また、品種の特性を維持して種を採るためのもととする「原原種」の栽培や、県内8地域で同様に試験栽培し栽培適地を探る。

 県農業試験場企画経営室の佐藤雄幸室長は「品種の特徴であるおいしさを引き出せるような試験にできればベスト」と意気込む。

 「秋系821」は日本穀物検定協会の食味官能試験で、外観・香り・甘味など全ての項目でコシヒカリを上回った。また過去4年間の試験栽培であきたこまちに比べて高温や冷害、病気にも強く、収量はあきたこまちと同じくらいとの結果が出ている。生育は、あきたこまちに比べて成熟期を迎えるのが約12日遅い晩生型。17日に植えたイネは、順調に育てば8月10日頃に出穂し、9月下旬から10月上旬にかけて収穫を迎える見込み。