マグロ産地偽装で県警が家宅捜索 秋田県横手市の水産物卸売会社

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 秋田県横手市の水産物卸売会社が、外国産のマグロを国産と偽って販売していた問題で県警は17日、不正競争防止法違反の疑いで会社を家宅捜索した。 

 

 この問題は、秋田県横手市の「横手水産物地方卸売市場」が2017年8月から2018年3月にかけてメキシコ産のクロマグロを「長崎産」と偽るなどして、県南部のスーパーなどに計約3.6トンを販売していたもの。

 横手水産によると、男性社員がマグロの産地を偽って納品伝票に記載し、少なくとも県南のスーパー3店舗に流通させていた。

 この男性社員は会社の内部調査に対し「国産は仕入れ値が高く売り上げを維持したかった」と不正を認め、退職しているという。

 県警は17日午前9時ごろから不正競争防止法違反の疑いで、本社など関係数カ所を約7時間に渡り家宅捜索し、偽装された当時の商品の送り状や販売伝票など、不正を裏付けるための資料を押収した。また、従業員に仕入れから出荷までの業務の流れについて聞き取りした。

 横手水産の和泉健一社長は「本当に申し訳ない。再発防止、改善計画、これをきっちりやっていくことが、自分の責任と考えている」と話した。

 県警は他の関係者にも任意で事情を聴いていて、今後押収した資料をもとに偽装の手口やマグロを流通させた経緯など全容解明を進める方針。