世界が衝撃ノートルダム大聖堂火災 福岡の世界遺産「宗像大社」の備えは 福岡県宗像市

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大きな炎が上がったフランスの世界遺産ノートルダム大聖堂。

世界中に衝撃が広がった火災を受けて、福岡の世界遺産、宗像大社の日ごろの備えを取材しました。

日本時間の16日未明、フランス・パリのノートルダム大聖堂から上がった火の手。

世界遺産にも登録された観光名所を見舞った火災に、福岡からフランスに向かう旅行者も驚きを隠せません。

【フランスへの旅行客】

「火事?え?」

「びっくりしました。みんな(大聖堂に)行けなくなるね」

【訪れたことがある人】

Q・ノートルダム大聖堂を見た印象は

「重厚な感じ。火事になったんですか?いいところだったのにね」

“人類の宝”として認められた貴重な文化財が被害を受け、パリ市民はもとより世界中が衝撃を受けた今回の火災。

福岡の世界遺産では、火災にどう備えているのでしょうか。

【宗像大社 鈴木 祥裕 広報課長】

「こういう形でこれも動いて(本殿の)後ろをカバーしている」

2017年、沖ノ島などと共に世界遺産に登録された福岡県の宗像大社。

本殿は国の重要文化財にもなっていて、5年前の大規模改修で放水銃3台と複数の火災報知器が設置されました。

【宗像大社 鈴木 祥裕 広報課長】

「これも(年に)1回発射をして、きちんと水が出るかどうか確認をしています。

毎年1月の文化財防火デーには消防との合同訓練も行い、境内すべての消火設備が作動するか確認しています。

福岡県内では、2011年に福岡市にある国の登録有形文化財「博多百年蔵」が焼ける火災が起きたほか、2000年には県の有形文化財に指定されている福岡城の大手門の一部が焼けています。

木造建築が主流の日本では、大切な建物をいかに火事から守るかが古くから課題となってきました。

【宗像大社 鈴木 祥裕 広報課長】

「あの真ん中の赤い部分、何個かついていると思うんですが、あれが『懸魚(けぎょ)』」

懸魚は、魚のヒレから水が滴る様子を表した火除けのお守りで、いにしえの人々の防火への思いの強さを今に伝えています。

【宗像大社 鈴木 祥裕 広報課長】

「火とかそういうものは木造建築で一番怖いものですので、祈りの空間としてあり続けるために、私たち神主は火災への備えというのは常に思っている部分ではある」

世界遺産をはじめ、代々守り継がれてきた貴重な文化財を火災から守るために、強い使命感に支えられた絶え間ない努力が続けられています。