卒業生が奮闘「よみがえる学びやの味」

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学びやの味「学食」

青春の思い出がよみがえってくる人も多いのでは。

秋田県では2008年度に県内の公立高校20校に学食があったが、2018年度は7校。10年で3分の1に減少した。

秋田市手形にある秋田高校でも赤字を理由に10年前に撤退し、生徒たちは弁当を持参したりコンビニで購入したものを食べたりしていた。

そこで立ち上がったのが高校同窓会の有志。「保護者の負担を少しでも減らしたい」学校の教育目標「文武両道」の前に「飯」も大事にしてほしいとの思いから学食復活プロジェクトをスタートさせた。

卒業生に寄付を募ると、2019年1月に目標の500万円に到達。改装工事を急ピッチで進め、遂に15日に復活オープンを果たした。

学食の運営は高校の同窓会と県内で飲食店を営む「秋田水産」が共同でできたての料理を提供する。

メニューはカレーライスなど定番なものからパスタなどのおしゃれなものまで約30種類。高校の名前がついた「秋高ラーメン」もある。

その中で一番人気があったのは、かつての看板メニュー「かつ飯」!

生徒たちは「美味しい。秋田市外から通っているので朝早くごはんを食べるとお腹がすく。かつ飯はボリュームがあって美味しい」「昔のメニューだと思うと伝統を感じる」などと歴代の先輩たちの思い出の味を堪能しているようだった。

学食復活プロジェクトの佐藤裕之さんは「テーマに掲げた文武両道のその前に飯のために良いものをちゃんと食べて、カロリー、たんぱく質もとって勉強、運動もして、秋高の伝統を守っていくには良いメニューを復活できたと思う」と話す。