ロープウエー構想 ”白紙撤回” 高島市長の思惑 市議選の争点避ける狙い 福岡市

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福岡市の高島市長と、市議会が対立していたロープウエー構想。

13日の議会で検討予算が削除され、高島市長は構想自体を白紙撤回しました。

その決断に波紋が広がっています。

【高島市長】

「決断したことがあります、それは今後、福岡市としてはロープウエーを進めるということに関しては、しないということです」

13日の福岡市議会で、ロープウエーの検討費用5000万円を、新年度予算から削除する修正案が可決され、ロープウエー構想そのものの白紙撤回を発表した高島市長。

ロープウエーは自らの夢と語り、2018年11月の市長選で公約に掲げていましたが、周囲も驚くような早い幕引きとなりました。

【高島市長】

「現時点において、市民の皆さんが、そこは高島、共感なかなかできないんじゃないか、本当に要るのかな?と思うのであれば、私としては自分だけの思いを、公約だからと言って強引に通すというような、そういう乱暴なことをするつもりは、ありません」

街の声は―

「えーなんで?って思いました」

「実現したら楽しいかなと思っていました」

「個人的に別にロープウエーは必要ないと思ってるんで、まあいいかなと」

「政治家の公約なんてそんなものですよ。選挙のときだけでしょう」

高島市長の、この早い決断の背景には4月に行われる市議選があります。

反発を受けているロープウエーが争点となり、市議選で「反高島派」が有利となるのを避ける狙いがあるとみられます。

ロープウエー構想そのものには反対せず、「現段階で、一つに絞った議論は拙速」と主張していた自民党市議団は、戸惑いを隠せません。

【自民党市議団 平畑幹事長】

「きっぱりやめましたと言われた方が、『えっ』と思っていて、それは今からやろと、議論はと。

 一方的にやめると言われてもね、やめなくていいのにって思う」

ロープウエー構想は白紙となりましたが、博多駅とウォーターフロント地区の公共交通のアクセス強化の課題は残ったままで、今後も、高島市長と市議会の動きが注目されます。