過去最大規模2670億円 鹿児島市当初予算案発表

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鹿児島市は総額およそ2670億円の来年度の一般会計当初予算案を発表しました。

今年度より160億円余り多く、予算規模は過去最大となっています。

歳入では、景気の回復を背景に住民税、固定資産税といった市税収入が増え、歳出では保育環境の充実や、桜島の火山対策を生かして国の内外に情報発信する火山防災トップシティ関連に1333億円が充てられました。

実質的な収支は、再開発関連事業や、南部清掃工場の建設といった歳出が重なったものの、基金を切り崩し4000万円あまりの黒字を保っています。

借金にあたる市債残高は減少し、市民1人あたりで28万3000円となりました。

歳出の内訳を見ると主な事業が新規で76、拡充が135となっています。

特に重点を置いたのが火山防災です。

去年市長に提出された火山防災トップシティ構想を念頭に、新たに若手の学識経験者などを常駐の火山防災トップシティ支援員として配置し火山対策の積極的な情報発信を行います。

また、これまで培った火山防災対策を鹿児島モデルとして輸出するためインドネシアのスレマン県に対し、具体的なノウハウを提供する事前協議を行います。

12日に閣議決定した幼稚園や保育園にかかる費用を無料にするための子ども・子育て支援法改正案に関しては、主に3つの事業を柱に準備を進めます。

また、工事が本格化する市街地再開発についても積極的に予算を投じます。

「中央町の再開発については、車の流れが鹿児島中央駅前に集中しないよう、周辺に新しい駐車スペースが整備されます」(上枝リポーター)

中央町19・20番街区の再開発ビルと合わせて、16番街区の2200平方メートルに、駐車場を備えた8階建ての施設が建設されます。

駐車台数は、自走式の駐車場とタワー型を合わせて250台、ほかに事務所や、一時預かり式の託児所も設置される予定です。

建設予定地では、既存施設の解体工事などがすでに始まっています。

このほか、タカプラ跡の再開発ビル内に整備されるまちなか図書館の基本計画の作成や、鹿児島駅周辺では駅前広場などの整備が行われます。

旧鹿児島市立病院跡では、大河ドラマ館の解体工事を終えた後、加治屋まちの杜公園が整備されます。

木々を多く植樹し、子ども向けの遊具を充実させた市民の憩いの場となる公園になる見込みです。

注目が集まるサッカースタジアム関連では、候補地が決まり次第、官民連携協議会を設置し、整備に向けた骨格の検討が行われます。

スポーツ関連では、今年開催されるラグビーワールドカップで来日する外国人などに鹿児島のPRを行うほか、南アフリカチームとの交流も行います。

2020年の国体に関しても、鹿児島市が会場となるテニス、野球、卓球会場の整備を進めます。

ほかにも、現在96%にとどまっている光ファイバーの普及率を99%に高めようと、桜島や吉田など未整備の21地域で、費用の一部を補助します。

この予算案は、今月20日、鹿児島市議会に提案されます。