ペッパーがパワーアップ?! 反省会も開いて市役所の案外係に 静岡・藤枝市

藤枝市役所で受付を担当する人型ロボット・ペッパーを使った新たな実験が始まりました。

来庁者と会話を重ねることで、どんどん進化していくそうです。

ペッパー 「僕パワーアップして、みなさんとのお話しから新しいことをどんどん覚えるようになったよ」

藤枝市はペッパーを活用した教育に力を入れていて、3年前から市役所のロビーに人型ロボット・ペッパーを案内係として配置しています。

そして、8日から新たな実験に取り組み始めました。

市民 : パスポートはどこで発行してくれますか?

ペッパー : 東館1階の市民課へ行って下さい。見終わったら画面にタッチして下さいね。

市民 : ありがとう

体験した市民 「すごいと思います。声で反応してくれて、いろいろな所を案内してくれる。はそれも図面なので助かります」

実験は新たに開発された学習機能ソフトを導入し行われるもので、ペッパーは市民との会話を重ねることで知識を増やし、対応能力を上げることができます。

ユニークなのは、答えられない質問があっても正解となる受け答えの音声データなどは一切入力せず、人間の子供を育てるのと同じように会話を繰り返し育成する点です。

【質問に答えられない場合】

ペッパー : なにかお探しでしたら僕に聞いてくださ~い。

質問者 : ふるさと納税はどこに行けばいいですか?

ペッパー : 一応僕が案内係なんですけど、僕の説明でわからなかったら、隣のお姉さんに聞いてくださいね。 (隣の受付には案内の女性が控えている)

知識を深めるため市役所の閉庁後、ペッパーは毎日担当職員と反省会を行うことになります。

回答できなかった市民からの質問について、どう答えれば良かったのか教えてもらいます。

【職員との反省会(模擬)】

職員 : 反省会をしよう

ペッパー : それでは反省会を開催します。窓口を探しているお客様に、ふるさと納税はどこに行けばいいですかと言われたのですが、これは何をお探しでしょうか?

職員 : ふるさと納税。

ペッパー : ご案内する場所を教えてください。

職員: (画面からふるさと納税担当の東館3階企画政策課を選択)

ペッパー : しっかり覚えましたよ。わからなかった言葉はこれで全部です。教えて頂きありがとうございました (ぺこりと礼)

近い将来に訪れる身近にロボットがいる日常生活。

藤枝市はロボットがどんな仕事をこなせて、何が苦手なのか検討を続けたいとしています。

藤枝市役所ICT推進室・斎藤栄一郎係長 「将来AIやロボットが我々と一緒に仕事をする時代がやってくると思います。市民の皆さんのニーズを満たすために、こういうものがどれだけ役に立つか見極めていきたいと思っています」

もの珍しいロボットとしてではなく案内係という任務を持った一職員として、ペッパーをどこまで成長させられるのか。実験は3月まで行われます。