「被爆体験を次世代に…」高校生が描く 原爆の絵

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広島市立基町高校の生徒たちが被爆者の証言を基に描く『原爆の絵』の制作が始まりました。

この活動は被爆体験を継承するために原爆資料館が基町高校に呼びかけて2007年から始まったもので、生徒たちが被爆者から直接証言を聞きとり『原爆の絵』を描いています。

これまでに制作した作品は126点。被爆者が次の世代へ伝えたい想いを受け止めようと高校生たちが被爆の実相に向き合います。

広島市中区の基町高校を訪ねたのは5人の被爆者です。

基町高校では創造表現コースの生徒たちが被爆者の体験談を基に1年かけて『原爆の絵』を描く取り組みを11年前から続けています。

今年は5人の被爆者の体験を11人の生徒たちが制作することになりました。

このうち6歳の時広島駅で被爆した原田浩さんは路上にうずくまり、動けなくなった親子を描いてもらうことに…。

【被爆者:原田浩さん】

「皆さんらの若い世代が私ら被爆者の気持ちをしっかりと受け止めてそれを自分の思いとしてこの絵に描いて下さるということは極めて大切なことだと思う」

【高校生:富士原芽依さん】

「原田さんが考えてきたこととか体験してきたこととかをできる限り絵に表してこれからの世代が原爆のこととか平和のことを考えていけるような絵にしたいなって」

戦争を知らない生徒たちが後世に伝える被爆体験。

完成した絵は被爆者が証言活動で被爆の実相を伝える貴重な資料となります。

被爆者から高校生たちへ『あの日』を次世代へつなぐ取り組みが今年も始まりました。

絵は来年7月の完成を目指し文化祭で一般に公開されるということです。