HIV感染申告せず 内定"取り消し"は違法 30代男性 社会福祉法人に慰謝料支払い求める 札幌地裁

北海道文化放送 カテゴリ:地域

 エイズウイルス・HIV感染を申告しなかった事を理由に病院への内定を取り消されたのは違法だとして、北海道の30代の男性が病院を運営する社会福祉法人に対し慰謝料などの支払いを求める訴えを札幌地裁に起こしました。

 訴えを起こした男性:「社会的に、私のような立場の人間はまだ取り残されたまま、差別偏見だけが取り残されている」

 訴えを起こしたのは北海道の30代の男性です。

 訴状などによりますと男性は2017年、道内の病院から内定を得ましたが、その後、過去に受診した際のカルテを基に、病院側からHIV感染を問いただされました。

 この際、男性はとっさに感染を否定したため病院側から「虚偽の事実を伝えた」として内定を取り消されました。

 これに対し男性側は守秘義務が求められる医療情報が勝手に使用されたのは違法だとして病院を運営する「北海道社会事業協会」に慰謝料など330万円の支払いを求めました。