ミドリムシで次世代バイオ燃料 産官学が実用化目指しタッグ

テレビ新広島 地域

地球温暖化対策にうってつけの新たな燃料の開発が始まります。その原料となるのがミドリムシ。自動車メーカー・マツダなどで作る産学官の連携チームは、2020年をめどに自動車用の新たなバイオ燃料を実用化させる計画を発表しました。

【ひろしま自動車産学官連携推進会議 工藤秀俊エネルギー専門部会長】

「次世代バイオ燃料を使うことにより、トータルで大幅なCO2削減、本質的なCO2削減、それが地球温暖化防止に繋がると考えています」

広島市で開かれた会見にはマツダや広島大学・広島県などで構成される『ひろしま自動車産学官連携推進会議』のメンバー8人が出席しました。産学官のチームは会見でベンチャー企業『ユーグレナ』と協力し、東京大学が作った「ミドリムシ」から発生する油と家庭や企業から排出される使用済みの「食用油」を原料とした次世代のバイオ燃料の開発に着手します。

計画では、広島県内を対象に使用済みの「食用油」を回収し、横浜市にある『ユーグレナ』のプラント工場に運んで「ミドリムシ」と組み合わせることで、化石燃料である軽油と同じ品質の燃料を作ることが可能だということです。

国際エネルギー機関の推計では、2035年の段階でガソリンや軽油など化石燃料を動力源とする自動車が依然84%を占めることから、地球温暖化の抑制には次世代のバイオ燃料が欠かせないと説明しています。

実用化は2020年をメドとし、まずは産学官のチームに加盟する企業や団体の公用車で使用する予定で、チームは、将来的には一般向けにバイオ燃料を普及させたい考えです。