スルガ銀行 創業家が経営から退く 不適切融資めぐり第三者委員会「組織ぐるみの不正」

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スルガ銀行の不適切な融資を巡り、第3者委員会は組織ぐるみで不正が行われていたと認定しました。

一連の責任を取り岡野会長や米山社長たち役員5人が辞任しています。

スルガ銀行の不適切な融資について、2018年5月から調査していた第三者委員会は、7日 報告書を銀行に提出しました。

第三者委員会 中村直人委員長

「例えば抱き合わせ販売問題は明らかに上から指示がきてやっている。不正についても執行役員は間違いなく黙認おり、これはこれは組織の意志と見るべきだろう」

不動産融資については、関係者との面談やメールなどを調べた結果 100人にのぼる「多くの行員が偽装に関与していた」として、組織ぐるみに不正が行われていたと認定しました。

特に2014年以降、書類の偽装が795件 確認され、執行役員も偽装を「事実上 黙認していた」か「知っていた」としています。

また原因については、特に営業部門でノルマに対する過度なプレッシャーがあったことや、営業部門の執行役員が審査部門に圧力をかけるなど企業風土に問題があったと指摘しました。

その上で、創業家出身の岡野会長の経営責任について「最も重い」と厳しく追及したほか、他の役員についても経営責任を明確にしました。

一連の責任を取り、スルガ銀行は7日付で岡野会長や米山社長など役員5人が辞任し、有國三知男取締役が社長に昇進する人事を発表しました。

第三者委員会は有國氏についても「一定の経営責任は免れない」としていますが、有國氏は「今後 風通しの良い風土を作っていきたい」と語りました。

有國 三知男 新社長

「現場とコミュニケーションを取り、トップダウンではなくボトムアップ型ですすめる」

スルガ銀行をめぐっては金融庁も立入検査を行っていて、一部業務停止を含め厳しい処分を検討しています。