金品返還に元助役は「倍返し」 抜け出せなかった”負のループ” 関電金品受給問題

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関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から総額3億2000万円の金品を受け取っていた問題。

役員が返還すると、その後、元助役から倍近い金品が再度、渡されていたことが分かった。関電の役員ら20人は高浜町の森山栄治元助役から、3億2000万円相当の金品を受け取っていたことが明らかになっている。森山元助役は美浜町の原子力事業本部などを訪れ、本部長などの幹部に多額の現金や商品券などを渡していたということが、関係者によると、幹部が返還した場合、森山元助役が後日、倍近くの金品を贈り返していたことが分かった。関電幹部の一人は、1年間で19回、贈答品を返還したところ、森山元助役から29回にわたり高額な金品が贈られていたことが明らかになったが、この幹部は常務執行役員で原子力事業本部の鈴木聡・本部長代理とみられ、10月2日の関電の会見では、1億2000万円余りと最も多い金額を受け取っていたと公表された。返還すればするほど受け取る金品が増え、長年にわたるやり取りから関電幹部らの受領額が膨らんだ構図が浮かび上がっている。