ガソリン高騰 生活直撃 各方面に悲鳴

秋田テレビ 地域

秋田県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は7週連続で値上がりしていて今週150円を超えた。止まらない燃料の高騰は生活にさまざまな影響を及ぼしている。

県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は7週連続で値上がりしていて6月4日時点で1リットルあたり150円90銭となっている。150円を超えたのは3年6カ月ぶりで去年の同じ時期と比べると20円近く高い価格だ。秋田市のガソリンスタンド「山二カーピット八橋」はレギュラーガソリンの価格は1リットルあたり150円。価格は4月上旬には約140円だったということで2カ月で10円近く上がったことになる。利用客は「どうしても燃料を使わなきゃ生活できないから仕方ない。車がなければどこにも行けない」「我々ではどうにもできない。国でもう少し考えて欲しい」と話していた。

山二カーピット八橋の福岡祐一マネージャーは「客から『高いね』とか『また上がったの』とか毎回のように言われている。元売りから毎週のように値上げが来ている。企業努力で販売価格を据え置けるように頑張っているが、難しい部分は販売価格に反映してしまっている」

燃料の高騰は県内の基幹産業である農業にも影響を及ぼしている。農繁期に入った秋田県潟上市天王羽立地区では現在地域の農家が協力して大豆の種まき作業をしている。

農業機械12台を使って約90ヘクタールの畑に種をまきますが機械1台で1日あたり20リットルほどのガソリンを必要とする。農家は「動いている機械が全部ガソリンだから高いと困る。コストがかかっても出荷価格の相場は変わらない」と頭を悩ます。

一方物流業界はというとトラックで関東圏まで荷物を届ける秋田市の会社は1度往復すると約500リットルの軽油を使う。担当者は「物流が止まると生活が止まってしまうから輸送を止めるわけにはいかない。でも輸送コストが上がっても客が支払う値段は変わらないから負担が大きくなってきている。このまま値上がりが続けば経営に打撃になる」と懸念している。

さらにタクシー業界では「観光シーズンも始まる。ジャンボタクシーではガソリンを多く使うし少しでも早くわずかでも下がって欲しい」と藁にもすがるような表情を見せていた。

石油情報センターでは県内のガソリン価格は来週には小幅に値下がりする見通しだが世界情勢によるところも大きく「予断を許さない状況」と話す。