工場再建は断念 敦賀・東洋紡火災から1年

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繊維メーカー・東洋紡の敦賀市の工場火災から6日で1年が経過した。

東洋紡のトップが6日、敦賀市の渕上市長を訪ね、焼失したナイロン工場の再建は断念し、最先端の技術を導入した工場を新設する方針を伝えた。東洋紡敦賀事業所の火災は去年9月6日にナイロン製の糸を製造する工場で発生した。火は約28時間後に鎮圧されたが、2万6000㎡が焼失した。火災から1年が経った6日、樽原誠慈社長が渕上市長を訪ねた。樽原社長は9月6日を東洋紡グループ全体の「防災の日」と定めたことや、消火設備の充実などの対策を取ったことを説明した。そのうえで焼失した工場の再建を断念し、コストの安いタイに生産能力を移す方針を示した。跡地については付加価値の高い最先端の技術を導入した工場の新設を検討するとした。

火事があった工場では約300人が勤務していたが、敦賀市内外の工場への配置転換を完了していて、雇用に大きな変化はないという。