沖縄県 第二次普天間爆音訴訟控訴審判決 軍用機の差し止め退ける

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静かな夜を返してほしい…住民の切実な訴えが再び退けられました。普天間基地周辺の住民がアメリカ軍機の飛行の差し止めなどを求めた第2次普天間爆音訴訟の控訴審で福岡高裁那覇支部は飛行差し止めの訴えを退け、さらに賠償額を一審よりも減額する判決を言い渡しました。

この裁判は、普天間基地の周辺で暮らす住民3415人が国に対し、軍用機の飛行差し止めや損害賠償などを求めているもので、一審では騒音被害については認められたものの、飛行差し止めの請求は却下されました。判決で福岡高裁那覇支部の大久保正道裁判長は、損害賠償については「耐えられる限度を超える騒音被害に日常的に晒されている」として一定の騒音被害を認めたものの、賠償額については一審判決の24億円余りからおよそ3億円減額した21億円余りの支払いを命じました。また飛行の差し止めについては「国は軍用機の運航を制限する立場にない」と一審判決と同じ論理で住民側の訴えを退けました。住民側の弁護団は賠償額を引き下げた理由が明確にされないばかりか軍用機の飛行の差し止めも認められなかったとして、最高裁に上告する方針を示しました。