長崎の町からまたひとつ姿消す老舗料亭 「春海」が3月末閉店へ

テレビ長崎 カテゴリ:地域

この春、92年の歴史に幕を下ろします。建物が国の登録有形文化財になっている長崎市の料亭「春海」が、来月末で店を閉めることになりました。

長崎市鍛冶屋町、八坂神社の参道沿いにある料亭「春海」。1927年、昭和2年に創業し、卓袱料理が味わえる料亭として、多くの人に親しまれてきましたが、3月31日をもって閉店し、92年の歴史に幕を下ろすことになりました。結納や法事などでの利用も多く、大広間のほか、外の景色を楽しむことができる庭と池に面した趣のある部屋などがあります。書院造を基調とした端正な建物は、1907年、明治40年に、個人の邸宅として建てられたもので、2015年3月、国の登録有形文化財に指定されています。店を閉めたあと建物を取り壊す予定はないということです。高度経済成長期の昭和40年代には、長崎市内に40軒から50軒の料亭がありましたが、平成に入り、バブル崩壊後その数は大幅に減っています。料亭「富貴楼」に続いて、長崎の料亭が、またひとつ姿を消すことになりました。