日章旗に無事祈る寄せ書き 74年ぶりに遺品が遺族に

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遺族の高齢化が進んでいるが、太平洋戦争が終わる前、インドネシアで戦死した福井県大野市出身の男性の遺品がこのほど遺族のもとに返ってきた。

戦地での無事を祈る言葉が寄せ書きされた日章旗。太平洋戦争が終わる直前の昭和20年4月インドネシアのビアク島で戦死した大野市の石田五十三さんが現地へ持っていったもの。74年ぶりに長男・治さんのもとに返ってきた。この日章旗はアメリカの軍医が持ち帰り長年保管していたが遺品の返還活動をしているアメリカのNPOを通じて治さんの元に返ってきた。14日、治さんは石山大野市長に返還の喜びを報告した。五十三さんの遺骨は見つかっておらずこの日章旗が初めての遺品。しかし、当時幼かった治さんに父の記憶はありません。母・ふさこさんも13年前に亡くなっている。「母が生きていれば喜んだと思う」と治さんは悔しさもにじませた。日章旗は8月22日に大野市内で開かれる戦没者追悼式で展示される。