農業指導者・石川理紀之助ゆかりの秋田県潟上市で小学生が稲の苗を手植え体験

秋田テレビ 地域

農業の発展に尽力した秋田県の農業指導者、石川 理紀之助ゆかりの地・秋田県潟上市で28日、地元の小学生が昔ながらの手作業で田植えを体験した。

秋田県潟上市の大豊小学校では地域が生んだ農業指導者、石川 理紀之助の功績や農業の大切さを学ぼうと毎年コメ作りに取り組んでいる。28日は5年生の児童51人が、「たつこもち」というもち米の苗を昔ながらの手作業で植えた。

田植えをするのは、ほとんどの児童が初めてで田んぼに足を取られる場面が見られた。石川理紀之助は、現在も続く「秋田県種苗交換会」を創設するなど農業の振興に生涯を捧げた。田植えを行った地域は「草木谷」と呼ばれ、理紀之助が貧しい農家の救済のために農業経営を実践した場所として知られる。「草木谷」は長く耕作放棄地となっていたが、12年前に田んぼに復元し、農薬や化学肥料を使わないコメ作りが行われている。

児童たちは、4年生のときに理紀之助の生涯について学習しているが、実際に農業に取り組むことで、更に郷土の偉人への思いを深めた。

石川 理紀之助の子孫、石川 紀行さんは「理紀之助の時代はみんな貧しく、食うや食わずだった。今は子どもたちのにぎやかな声が聞こえて楽しい農業。理紀之助が生きていたらびっくりするだろう。」と語った。

児童が植えたもち米は、10月に収穫し11月に餅つき大会をして味わうことにしている。