熊本知事選 蒲島知事が4選出馬を正式表明

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任期満了に伴い来年春に予定されている熊本県知事選挙について現職の蒲島郁夫知事が9月9日、県議会本会議で4選を目指し出馬することを正式に表明しました。4選出馬を求める自民党県連の前川收会長の質問に対し「熊本の将来を大きく左右する重要な時期に、創造的復興の続投を求める県民の期待に応えるべきではないかという思いに至った」と4選出馬を表明しました。議会終了後、記者会見に臨んだ蒲島知事は4選出馬を決意した理由として、アメリカで異例の4選を果たして世界恐慌などの苦難に対応したルーズベルト大統領を挙げ「私はもともと多選をすすめる立場でなかったが、県民の立場から県の立場から考えたとき『もういいじゃないか』という選択肢はなかった」と述べました。蒲島知事は農協職員、東京大学教授などを経て2008年の知事選で初当選し現在3期目。熊本地震からの創造的復興を掲げ「被災者の住まいの再建」や「阿蘇へのアクセスルート回復」などに取り組んできました。熊本では戦後、現職で知事4選を目指したのは1959年の桜井三郎さんだけで4期目を務めた知事はいません。蒲島知事が出馬すれば61年ぶりとなります。蒲島知事の4選出馬表明について県議会・各会派の反応は-。【自民党県連・前川会長】「ホッとしたというか、うれしい思い。感謝している。県議や国会議員からも『ぜひ蒲島知事にもう1回頑張ってほしい』という声を聞くので、それをしっかりまとめる」【民主連合・鎌田代表】「知事の方向性が良いというものもあれば、転換してほしいものもある。具体的な政策はこれから明らかになるだろうし、他に出られる方の政策も明らかになってくるので、そういったものを見極めながら判断をしていきたい」【公明党県本部・城下代表】「(表明までの)過程は悩まれたと思うが、復興も含めて熊本の未来のため4年間はやるべきだという結論に至ったと受け止めている。私たちの党に対して知事が何らかの形でお願いをされるかと思うので、それを受けて機関決定をする」【共産党県委・山本県議】「共産党の会派として今の蒲島県政を見た時に、今日語られた評価に必ずしも100%賛同できるものではない。蒲島県政についての評価をこれから各団体と協議し、知事選に向かってどう対応をしていくかはこれから検討する」。一方、知事選に立候補する意向を固め正式な出馬表明に向けて準備を進めている幸山政史元熊本市長は報道陣の取材に「違う道もあるのではないか」と話し、県政刷新への意欲を語りました。蒲島知事の出馬表明はインターネット中継で見ていたそうで、「創造的復興の全てを否定するつもりはないが、少しズレが生じてきているのではないか。『復旧はスピード感が大事』とおっしゃっていたが、切り捨てられる人や意見もあるのではないか。『県民に寄り添う県庁』でなければならない」と幸山氏。蒲島県政への批判のトーンは抑えた形ながら「自分ならこう変える」と熊本県政の刷新への意欲を語り、正式な出馬表明は「できるだけ早くと思っている」と話しました。