長崎・大村市の遺跡で歴史的な発見 3つの大型建物の跡が見つかる

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長崎県大村市の竹松遺跡で地方有力者のものとみられる大型の建物跡が見つかりました。市教育委員会は地方豪族の当時の生活の解明につながればと期待を寄せています。

大村市の宮小路で行われている新幹線工事に伴う発掘調査で見つかったのは大型の建物跡です。建物跡は3種類あり、11世紀末ごろから14世紀ごろにかけて同じ場所で建て替えられた建物の痕跡だということです。このうち2つの建物の床面積は100㎡を超え、最大100年の間に2度建て替えられたとみられます。4面に廂が付いた「四面廂」の建物跡としては、佐賀と長崎にまたがる肥前地方で最大のものです。格式が高いとされる廂が付いた構造であることなどから、一帯を統治・管理していた豪族の主屋である可能性があるということです。柱の穴から見つかった中国産の陶磁器の年代によって時代が特定されました。大村市教育委員会文化振興課の安樂哲史学芸員は「12世紀から13世紀の豪族の居館、主屋跡は発見事例が少ない。それらを考える上で非常に重要な事例になる」と今回の発見の意義について語っています。大村市教育委員会は、今月19日、現地で市民向けの説明会を開く予定です。