韓国人の男性3人に被爆者手帳の交付を命じる判決

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戦時中、三菱重工長崎造船所に徴用され原爆にあったとして、韓国人の男性3人が、長崎市に被爆者健康手帳の交付を求めていた裁判で、長崎地裁は、8日、手帳の交付を命じる判決を出しました。元徴用工への交付を命じた判決は初めてです。

金成洙さん(93)など韓国人の男性3人は、造船所で働かされ原爆にあったとして、長崎市に被爆者健康手帳の交付を求めました。しかし長崎市は「旧長崎市内にいた事実を確認することができない」などとして、被爆者手帳の交付申請を却下しています。長崎地裁は、判決で、造船所に在籍していたことを証明する書類はないものの、造船所や寮での生活、原爆が投下された時の様子に他の資料との大きな食い違いはなく、「旧長崎市内にいたと認めるのが相応である」として、長崎市に対し、3人に手帳を交付するよう命じました。

韓国の原爆被害者を救援する市民の会 河井章子さん「勝ちました!勝ちましたよ!おめでとうございます」

「(電話越しに金成洙さん)『一生涯でこんなに嬉しいことはありません』伝えましたよ」

中鋪美香弁護士「証言だけで、こうやって被爆者であることが認められる判決がでたというのは大きな意味があると思う」

元徴用工への手帳の交付を命じた判決は初めてとなります。

判決を受け長崎市の田上市長は「詳細を確認した上で、今後の対応を検討したい」とコメントしています。