修理工事進む通潤橋(国重文) 内部構造に新たな発見

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熊本地震や大雨で被害に遭った上益城郡山都町の通潤橋ですが、修復工事の過程で、崩れた石垣の内部構造が初めて明らかになるなど新たな発見がありました。石橋を支えている裏築(うらつき)と呼ばれる石垣内部には、小さな栗石(ぐりいし)ではなく大きな石材が敷き詰められており、橋の強度を高める狙いがあるとみられています。「橋が沈下すると送水できなくなる。石管の重量を支えるだけの内部構造が必要」と山都町教育委員会学芸員の西慶喜さん。水路橋ならではの先人たちの知恵が垣間見えます。また、橋内部の石材にも破損が確認され、町はこれを補修したあと崩れた石垣を積み直す工事を今年度中に終える予定で、来年4月には放水を再開したいとしています。国の重要文化財となっている同橋は熊本地震後、水漏れなどが確認され修復工事が行われていましたが、去年5月の大雨で石垣の一部が崩れ落ち被害が拡大。町は今春から崩れた石垣の修復工事を進めています。