外来種のトカゲが日向市で繁殖 専門家は

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台湾原産のスウィンホーキノボリトカゲが、宮崎大学などの調査で、日向市の山林で大量に繁殖していることが分かりました。

生態系に影響を及ぼす恐れのある外来種のトカゲ、専門家は生息域の拡大を懸念しています。

身体の黄色いラインが特長のこのトカゲ。

台湾原産の特定外来生物スウィンホーキノボリトカゲのオスです。

木の上で生活し、毒性はなし。

体長は大きいもので全長30センチにもなります。

県内では2016年に日向市の沿岸部で初めて確認され、宮崎大学などの調査でこれまでに約600頭が見つかっています。

外来種のトカゲがなぜ宮崎に?

保田教授は「今のところおそらくコンテナで入ってきた可能性が考えられる、外国からのコンテナ船に一緒にまぎれて入ってきたと思われる」と話しました。

専門家が警戒するのはその繁殖力の強さ。

5月から10月の繁殖期で、メスは1度に多くて8個の卵を産み、しかも産卵期が2回訪れます。

宮崎大学の保田教授は、推定で1万頭が生息していると見て生態系への影響を危惧しています。

保田教授は「一番は昆虫食なので在来の昆虫に多大な影響があると思っています、効果的なのは人海戦術で複数回入って完全に駆除してしまうことが一番だと思います、ただし現地は下草がかなり茂っていてメスや幼虫がなかなか見つからない」と話しました。

生息域の拡大が懸念される中、日向市では対策を急ぎたいとしています。

日向市の担当者は「環境省、宮崎県、宮崎大学と協力して生息調査に合わせて駆除に務めていきたいと思います」と話しました。

このトカゲは外来生物法により飼育や移動が禁止されています。

日向市では、見つけた場合は市役所に連絡するよう呼び掛けています。