北海道の地震から一週間・食卓や観光に影響広がる 山形

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北海道で発生した地震から1週間が経ち、山形県内にも余波が広がっている。影響は野菜や乳製品、そして観光面など幅広い分野に及んでいる。

地震による交通事情の悪化で物流が滞り、県内のスーパーでも北海道産の商品の品薄状態が続いている。山形市内のスーパーでは、ニンジンが20円程度値上がりしていた。一方、鮮魚コーナーでは…

(記者)

「秋の食卓に欠かせないサンマが、例年の2倍以上の値段となっている」

今年は豊漁で価格が安く消費者の期待も大きかったサンマだが、値上がりの原因は停電の影響で冷蔵庫で出荷までの保存ができず、支障が生じたためだという。

(買い物客)

「高めな感じはするけど北海道で地震があったので仕方ない」

(記者)

「影響を受けているのは野菜や魚だけではない。練り物も品薄となり、こちらは棚がゼロになっている」

ちくわやかまぼこなどの品薄も、停電により道内の工場が稼働しないため。牛乳やヨーグルトの乳製品も品薄状態で店では急遽、北海道以外の他のメーカーの商品で補充した上で、入荷がない商品は値札を裏返しにしていた。

ガソリン不足なども大きく影響してトラックを動かせず、今後はブロッコリーやほうれん草など葉物野菜に影響が出ることが懸念されている。

(おーばん山形嶋店・荒武浩之店長)

「今は物はあるが、地震で物流・収穫に遅れてしまったものがあり、今から収穫されるものに影響がある」

一方、山形市内の旅行代理店でも、地震が発生した6日以降、旅行のキャンセルが個人・団体あわせて8件ほどあったと話す。

(農協観光山形支店・小丸直樹さん)

「北海道に行くこと自体を中止した客もいる。影響が少ないとは言えない状況」

また、9月26日に出発予定だった札幌と函館を巡るツアーも、県内から参加する4人がキャンセルして定員割れになり、やむなく中止にした。

(農協観光山形支店・小丸直樹さん)

「余震の影響・不安含めて(旅行を)控えようという感触見受けられる」

しかし北海道旅行を手控える動きは、今後復旧が進むにつれて復興支援の動きに変わってくるのではと分析している。

(農協観光山形支店・小丸直樹さん)

「思ったより交通機関が早く復旧したのもある。積極的に冬にかけて北海道を提案したい」

一方、地震の影響は「和菓子」にも及んでいる。山形市内の和菓子店では、商品の9割に北海道産の小豆を使っている。その量は月に500キロにもなるが、やはり魅力は質の高さだという。

(戸田屋正道・戸田健志社長)

「(他とは)全然違う。やっぱり北海道産は大きなブランド」

去年収穫されたものを使っているため、今は影響はないというが、立て続けに起きた台風と地震は、今後収穫期を迎える小豆にどれだけの影響を与えるのか、戸田さんは心配する。

(戸田屋正道・戸田健志社長)

「極力、北海道産を変えずにいきたいが、やはり価格の高騰が起こると商品にも影響が出てくると考えている」