視界良好 FDA・フジドリームエアラインズ9周年 成功のカギは“差別化”

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FDA・フジドリームエアラインズは就航開始から9周年を迎えました。

総合物流会社が立ち上げた航空会社のこれまでの利用者は約135万人、感謝を込め記念イベントが開かれました。

「就航9周年の記念品です。」

静岡空港に到着した人たちを出迎え、記念品を手渡すスタッフ。

FDA・フジドリームエアラインズが就航9周年を記念してイベントを開きました。

2009年4月、鈴木与平社長は報道陣を前に期待を熱く語りました。

「名古屋に行くような感覚で鹿児島や熊本に行ける面白さがある。

 ぜひ夏休みの期間に新しい旅の面白さを実感していただきたい」

FDAは静岡市の総合物流会社「鈴与」が立ち上げた航空会社で、9年前の2009年7月23日に就航を開始しました。

当初は石川県小松や熊本、鹿児島の3路線4便。

ニーズに合わせて路線を変更しながら、現在は札幌丘珠や福岡・鹿児島。この春からは島根県出雲を加えた4路線7便を運航しています。

22日のイベントではパイロットやキャビンアテンダントが、離着陸するまでの管制塔とのやり取りや機内の様子を解説しました。

離陸を控え目の前で待機した飛行機から手を振るパイロットの姿も。

そしてこの日一番の貴重な体験イベントは、FDAトレーニングセンターにあるフライトシミュレーターを使ったパイロットの体験です。県内外の10組20名が特別に招待されました。

FDAが所有する飛行機と同様の設備で、コンピューターグラフィックにより国内外約70の空港や周辺の地形が忠実に再現されています。

離陸すると「お~、あがってきた」と歓声が。

「ほら、向こう側に富士山見えるでしょ」「本当だ、あった。」と盛り上がる親子も。

普段はできない貴重な経験をした子供たち、すでに気分はパイロットです。

「自分で操縦できてエラーもあったけれど、いつも乗っているだけだから大変さが分かっておもしろかったです」

「将来の夢はパイロットです。夢が現実的になった気がしました」

9年間で135万人を超える人を運んできたFDA。

当初は知名度の低さから苦労もあったと言いますが、いまでは新しい路線を楽しみにする声が寄せられるなど、地元の人々に支えられてきました。

FDA広報グループの松下壽課長は「非常にたくさんのお客様にご利用いただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。FDAは大手航空会社にはできない地方と地方を結ぶ路線を得意としています。今後もFDAらしい路線を使ってうまくネットワークを拡大して、より便利な移動を提供できるようにこれからも頑張っていきたいです」と9年の節目にさらなる目標を見据え、期待を語りました。

来年はいよいよ10周年。地域に根付いた航空会社として視界は良好。

更なる飛躍が期待されます。