“新型コロナ”で大打撃…中国路線が国際便の4割占める中部国際空港 1/1と比べ『130便の減』

カテゴリ:ビジネス

 2月17日に開港15周年を迎える中部国際空港ですが、新型肺炎拡大の影響で中国方面の便の欠航が相次ぐなど順調だった経営に避けられない逆風が吹いています。

中部国際空港 犬塚社長:

「新型コロナウイルスに関連いたしました感染症への対応・影響につきまして、お話しさせていただきたいと思います」

 中部国際空港の開港15周年に関する会見。おめでたい話題が出るはずの場で、犬塚社長がまず口にしたのは新型コロナウィルスに関してでした。

犬塚社長:

「(中国路線は)2月13日現在で週81便。1月1日が週211便でしたので、130便減ということで、約6割減少しております」

 中国方面の便が1月1日に比べ、およそ6割も減少…。新型コロナウィルスの影響です。

 中部空港では近年海外からの観光客の増加を受け、去年LCC専用の第2ターミナルを開設するなど国際線の増加に力を入れてきました。しかし…。

(リポート)

「普段中国方面の便で使われることが多いこのあたりのカウンターですが、ご覧の通りほとんど使われておらず閑散としています」

 中部空港では、今年度の国際線と国内線を合わせた年間旅客数の目標も過去最高を更新する1350万人に設定していますが、新型コロナウィルスの影響で国際線の出発ロビーは客もまばら。異様ともいえる風景です。

 全部で130便が欠航している中部空港からの中国路線。

 その内訳は、まず武漢市へ向かう便は空港が閉鎖しているため、中国南方航空・ウルムチ航空ともに共に0便の状態。さらに、中国南方航空は上海行きの便が、1月1日には14便ありましたが0便に。中国東方航空でも北京・西安行きが7便から0便になっています。

 また日本航空でも、天津行への便を7便から3便へ減らしたほか、13日時点で7便運航している上海行きの便を17日から運休することを決めています。

 こうした中国路線が国際便の4割を占める中部空港では、業績に大きな影響がでることは避けられません。

案内の男性スタッフ:

「(この時期は)ここらあたりもそこらあたりも、ものすごい人が並んでいるんですけれども、ご覧のようにガラガラの状態ですね。先週の末から今週にかけてガラガラになってきましたね」

アメリカに行く女性客:

「本当にガランとしてますね。不安なんですけどね、(アメリカ行きを)キャンセルもできないので…」

 また、関係者によりますと、中部空港周辺のホテルでは中国人団体客のキャンセルが相次ぎ、日本人の宿泊客も減少しているといいます。

 新型コロナウィルス収束の目途はいまだ立っておらず、先が見通せない状況が続きます。