病院の“会計待ち”から解放! 4月から「料金後払いシステム」を導入する順天堂医院に聞いた

カテゴリ:暮らし

  • 4月1日から、診察後の会計待ちを解消するシステムを順天堂医院が導入
  • 事前登録が必要でクレジットカード決済
  • 背景にあるのは「外来患者の増加」

イライラしがちな“あの時間”がなくなる!

病院に行ったとき、ついイライラしてしまうのが、「診察前の待ち時間」と「診察後、会計をするまでの待ち時間」だ。
このうち、「診察後、会計をするまでの待ち時間」を解消するシステムが開発され、病院に導入されることが決まった。

導入するのは、東京・御茶ノ水にある順天堂大学医学部附属順天堂医院。
会計の待ち時間を解消するため、「料金後払いシステム」を導入し、4月1日から運用を開始する。

これにより、会計は不要となり、診察後すぐに帰宅できるようになるのだという。

事前登録が必要でクレジットカード決済

このシステムは、グローリーの医療業界向け「料金後払いシステム」と富士通の医事会計システム「FUJITSU へルスケアソリューション HOPE X-W」を連携させたもの。

利用するには事前登録が必要で、パソコンやスマートフォンで、順天堂医院で配付されるQRコードから「後払い申請画面」にアクセスし、診察券番号やクレジットカード情報、メールアドレスなどを登録すれば完了。登録したその日からすぐに利用できる。

クレジットカード決済で、金額はメールで知らせてくれるうえ、領収書と診療明細書は、後日、病院の無人端末機で発行できるのだという。

大変便利なシステムだが、導入の背景にはどのような事情があるのか?また、このシステムの導入によって、診察後の待ち時間はどれほど短縮されるのか?

順天堂医院の担当者に話を聞いた。

診察終了後の待ち時間が「13分」短縮される

――「料金後払いシステム」を導入する背景は?

順天堂医院は、高度医療を担う「特定機能病院」として、37の診療科と1032床の病床があり、1日約5000人の外来患者さんの診療を行っています。

これまでも、会計窓口の混雑や待ち時間の緩和・解消に取り組んできましたが、外来患者さんの増加に伴い、さらなる改善が必要でした。

そこで今回、「料金後払いシステム」を導入することを決めました。

――このシステムの導入によって、待ち時間はどのぐらい短縮される?

診察終了から会計受付までが「5分」、会計受付から計算終了までが「8分」、計算終了から支払完了までが「5分」の合計「18分」です。

「料金後払いシステム」の導入によって、会計受付から支払完了までの「13分(=8分+5分)」の待ち時間が解消されます。

――「料金後払いシステム」を開始することに関して。患者さんの反応は?

告知後、間もないため、まだあまり反応はありません。

――高齢者の方々からの反応は?

こちらも告知後、間もないため、まだあまり反応はありません。


――「料金後払いシステム」を開始するうえで懸念事項はある?

多くの方に利用して頂くことで、よりメリットが増すため、利用者を増やすための取り組みが必要だと考えています。

――利用者を増やすためにはどうすればよいと思う?

安心・安全なシステムであることを理解してもらうことと、利用登録のサポート体制を整備することが必要だと考えています。

私たち患者にとって、あの待ち時間がなくなると思うと大変便利なこの「料金後払いシステム」。
今後は順天堂医院以外の多くの病院に導入されることを期待したい。