幼稚園で“債権購入”強制!? 入園式直前に届いた“破産”と“閉園”通知…いったい何が?

  • 川崎市の認可外幼稚園が突然 保護者に破産と閉園を通知
  • 4月の入園式直前の出来事に保護者の間には動揺が広がる
  • 園児の保護者に「債権」を購入させる“謎のシステム”も…

入園式直前に突然の閉園通知

シワ一つない真新しい制服を着る新生活を楽しみにしていた2歳の女の子。女の子の両親は、この制服代や教材費などしめて40万円ほどを幼稚園に入金していたが、入園式直前の3月26日突如、幼稚園から閉園の通知が届いた…

その幼稚園は川崎市の認可外幼稚園 A.L.C貝塚学院。

――娘さんには、なんて説明しましたか?

母親:

幼稚園に行けなくなっちゃたんだって…話しました。(娘は)なんで?なんで?折り紙がしたい、バスに乗っていくのって言っていました。いまだに信じられないです…

両親に届いた閉園の通知には「(幼稚園の)運営を行うことは極めて困難になった。3月内に破産手続き開始申し立てを行う」と書かれていた。

これによりすでに幼稚園に通っているおよそ250人の園児や4月に入園予定だった新入園児たちが、いきなり行き場を失う事態となったのだ。

閉園通知当日の卒園式で卒業ソング「フォーエバー」

実は閉園通知が出された3月25日当日に行われた卒園式。114人の卒園生が熱唱していたのは「フォーエバー」という卒業ソング

この幼稚園の代表もこの園児たちの熱唱を目頭を押さえながら卒園生を送り出していた。

「フォーエバー=永遠」とは真逆の今回の閉園について、園は10月から始まる「幼児教育無償化」の対象外のため入園者数が見込めず経営が破たんしたと説明。

保護者に「債権」を購入させる謎のシステム

実はこの園は入園する園児の保護者らにある債券を購入させていた。写真は園児の保護者が実際に購入した債券。額面は15万円。園側は保護者に、この債権の購入についてこう説明していた。

入園前に債権を購入した保護者:
債権という形で驚かれるかもしれませんが、こちらは学費の支払いが滞った時に、こちら(債権)から支払うためのものとお考え下さい…と、言われた

こうした債権の中には年利1%を超える金融機関より高い金利が示されたものもあった。

一方で、別の保護者からは購入が強制に近い状態であったとの証言も。

卒園者の親:
1口5万で最低でも皆さん10万円買われて、ほぼ強制という感じで…何に対しての“債権”なのかの質問に対して明確な答えはなかった…

28日の午後4時半ごろ、園側から保護者に新たな連絡が入った。
園からの説明には「川崎市内の地元企業様からのご協力により、引き続き幼稚園事業を継続できる方向の模索に舵を切れる状態が見えてまいりました」とある。

幼稚園では29日の午後に、保護者への説明会を開く予定だという。

説明会では何が語られるのだろうか?

(「プライムニュース イブニング」2019年3月28日放送分より)

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