「水を吐くフグ」が世界中で大人気に 各地でパロディー出現 なぜこんなに水を吐く?

  • フグが水を吹き出す動画がツイッター上で大流行! 
  • フリーイラストや蛇口を作る人まで現れ、動画を投稿した養殖場も驚き 
  • しかし、なぜ水を吐くのか? ここで育てられたフグは「毒がない」特徴も

パロディーも続々登場!

パンパンに体を膨らませたフグ。人の手で持ち上げられ、口から勢いよく水が吐き出されていく。

フグが一気に水を吐き出す様子を撮影したこの動画は、10日間で70万回を超える再生回数を記録し、いまツイッター上で大きな話題となっている。

3月18日に動画を公開したのは、岩手県鶯宿温泉の養殖トラフグの公式ツイッター。
このフグの動画がネット上でかわいいと人気を集め、「#水を吐くフグ」とハッシュタグを付けてパロディーネタが投稿されるまでに流行しているのだ。

まずは、水を吐くフグのかわいらしいフリー素材のイラストが登場。
そして、フェルメールの名画『牛乳を注ぐ女』が『フェルメール 水を吐くフグで牛乳を注ぐ女』に。

さらに、フグではないが勢いよく水を吐く関連画像として、オランダにあるスターリンの噴水の写真も注目され、ついにはフグの蛇口を作る人まで現れた

蛇口をひねるとフグの口から水が溢れ、水を吐くフグをリアルに再現しているが、周囲に水が飛び散ってしまうそうで、フグの蛇口の使い勝手は悪いとのことだ。

ところで、なぜ水を吐くの?フグの養殖技師に直撃

一躍、人気者となった「水を吐くフグ」。その発信源である岩手県雫石町の「鶯宿温泉とらふく養殖場」を取材した。

運営するプラザホテル山麓荘グループは、廃業した温泉ホテルを買い取り、昨年の春から鶯宿温泉の温泉水を使ったトラフグの養殖事業に乗り出した。

今回、ネットで話題になっていることについて聞くと、養殖技師の安本鉉さんは「本当に驚いています。まさか“水を吐くフグ”がそこまで出回ると思っていなかったので」と話す。

養殖技師の安本鉉さん

実際にフグが水を吐くところを見せてもらうと、4回ほど口から水を吹き出していた。その行動の理由を安本さんに教えてもらった。

「自分の身を危険から守るために、水を含んで威嚇するんです。(フグは)そういう性質を持っています」

現在養殖されているトラフグは4000匹。

約1年で、体長30cm、重さ1kgまでに達したフグは、水槽から上げると元気よく水を吐き出していた。さらに、ここのフグは陸上養殖で魚粉などを餌にしているため、毒性がないのが特徴だという。 

地元では「水を吐くフグの動画を見て、温泉トラフグを味わいに訪れてほしい」と期待をぷっくり膨らませている。

(「プライムニュース イブニング」3月27日放送分より)

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