「新元号初日は大安」5月1日に“婚姻届”の臨時窓口を開設...記念パネルも設置する東京・狛江市に聞いた

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  • 東京・狛江市が5月1日に婚姻届の臨時窓口を開設
  • 記念日の写真撮影と現像サービスも実施予定
  • 担当者「“ミレニアム婚”では30~40件ほど婚姻届の提出があった」

“あやかり婚”にパネルも設置

平成の終わりと、新元号を迎えるまで約1カ月。
ちまたでは「平成最後」や「新元号記念」といったキャッチコピーのほか、結婚に関連するサービスの告知も目立つようになった。
新元号初日にあたる5月1日が、祝日かつ大安ということもあり、記念日に結婚する“あやかり婚”の需要が考えられるためだ。
以前編集部でも、「新元号婚」が結婚の後押しとなっているではないかと、予約状況について取材した。

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こうした中、東京・狛江市は、5月1日、市役所に婚姻届の臨時窓口を開設すると発表した。
臨時窓口では、職員が午前9時から午後1時まで滞在し、婚姻届と出生届の提出を受けつけるほか、広報担当者による写真撮影と現像サービスも行う。
会場には「2019年5月1日」と記載されたパネルも置かれ、当日は市長も祝福に駆け付ける予定という。

広報担当者による撮影サービスのイメージ(提供:狛江市役所)

婚姻届は提出自体はいつでもできるが、土日祝日の場合、宿直の警備員が届出を預かる仕組みとなっている。
この場合、通常は「預かり日」が婚姻年月日となるのだが、重大な不備で再提出となった場合、その「再提出日」が婚姻年月日となる可能性もある。
狛江市では可能な限り「預かり日」を婚姻年月日とする方針だが、臨時窓口を設けることで、もしもの不備を防ぐ狙いもあるのだ。

この臨時窓口、誰でも利用できるのだろうか。そして、どの程度の需要を想定しているのだろう。狛江市の担当課に話を伺った。

狛江市に住民票がなくても利用できます

――臨時窓口を開設するのはなぜ?

新元号を迎えることは、人生においても1回、2回あるかないかの出来事です。
今回は生前退位ということもあり、慶事のような雰囲気もあるほか、日柄も大安のため、多くの婚姻届が提出されることが予想されます。
この需要に対応するとともに、婚姻届を提出した場所として、狛江市に愛着を感じていただこうと開設しました。


――利用条件は?

婚姻届の提出に必要な書類があれば、どなたでも利用できます。
狛江市に住所や本籍がなくても問題なく、予約なども必要ありません。


――どの程度の需要を想定している?

婚姻届の提出数は日によって波がありますが、今回は2000年前後にあった“ミレニアム婚”程度の影響を想定しています。
狛江市では、2000年1月1日、2001年1月1日でそれぞれ30~40件ほどが提出されたので、同程度になるのではないかと考えております。

“平成最後の日”はいつも通り

――4月30日の“平成駆け込み婚”にはどう対応する?

残念ながら、4月30日は通常と同様の対応となります。
担当課内でも悩みどころだったのですが、日柄が「仏滅」ということもあり「大丈夫ではないか」となりました。


――婚姻届を提出する上での注意点は?

婚姻届の記入欄にある「本籍」の内容を間違える方が多いです。
存在する場所ならどの場所でも記入可能なのですが、自治体ごとに、番地が含まれたり含まれなかったりするケースもあります。
各自治体の戸籍担当課に聞けば、その本籍が記入可能かどうか教えてくれるので、提出前に電話でのご確認をお勧めします。


――結婚を考えている人に呼び掛けたいことはあるか?

近隣では、改元日に臨時窓口を開設するところはないと聞いています。
婚姻届を提出しようと考えている方は、ぜひ狛江市に来ていただき、思い出深いイベントとしていただければと願います。

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今回の取材を機会に調べてみたところ、5月1日は、他の自治体でも対応職員の増員や臨時窓口の開設などを行うケースがあった。
結婚を考えているカップルの方々、お近くの自治体にもこうしたサービスがないか調べてみてはいかがだろうか。新しい門出にふさわしい日であり、新元号初日を結婚記念日にすれば、忘れる確率がぐっと下がることも確かだ。

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