モテル上司はここが違う!世界の最先端企業は飲まずに「アートケーション」で繋がる

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  • 「飲みニケーション」という言葉は時代錯誤
  • 日米ともにお酒を飲む人は減っている
  • 最先端企業は「アート」で繋がる

聞いた瞬間「古い!」と思わせる言葉

日本人の言語センスは世界でも群を抜いていると思います。「ググる」「アピる」のように英語を日本語化したり、「マウンティング」のように本来の意味を応用して使ったり、「ブラピ」なんて具合にくっつけたり省略したり。日本に来るたびに「上手いなあ」という新しい言葉に出会います。そんな言葉は使うだけでちょっと先ゆくクールな(格好いい)感じもしますよね。

だけど「飲みニケーション」だけは聞いた瞬間に「うわ、古い!」と感じるのです。 上司に誘われて(命令されて)飲みに行くお供をさせられ、拘束時間が長いにもかかわらず残業代も出ない。「飲みニケーション」という言葉は働き方改革やワークライフバランスに逆行する前時代的古臭さを彷彿させると思いませんか?

時代に逆行する「飲みニケーション」

家族と自分時間優先のアメリカでは仕事の後に「飲みニケーション」するってかなり無理があります。実際アメリカに来て驚いたのですが、仕事でのディナーがほとんどないのです。ビジネスミーティングもネットワーキングもお酒の入らないランチタイムや朝一番にするのが主流です。

ですがあえていうならば、ハッピーアワーがアメリカ版「飲みニケーション」かと思います。ハッピーアワーとは大抵午後4時から夕飯前の午後7時までの間でレストランのバーやカフェでお酒が半額になる時間帯のこと。そこに仕事を終えた後立ち寄り軽く一杯飲みながらネットワークをするのです。だけどそれだってハッピーアワーが終わったらさっさと家路につきます。

でもそのハッピーアワーさえも最近はそれほど賑わっていないようなのです。

なぜならお酒を飲む人が減っているから。アメリカ国立衛生研究所が2016年に行った調査によると過去30日にお酒を飲んだ人は50.7%で、2015年の51.7%からさらに1ポイント減ったという結果が出ています。

日本でもお酒を飲む人が減ってきている今、仕事の後に飲んでコミュニケーションを図るという考え方はお酒を飲む人口の減少や働き方に対する時代の変化にマッチしていないような気がするのです。

お酒の代わりに「アート」でチームワーク作り

究極のアートケーション:私が企画した日本現代アートの旅(表参道現代建築家の作品の前で)

それでも仕事の上ではお互いを知りチームワークを作ることは大切です。飲まない人が増えているアメリカで今、飲みニケーションに代わり社内のチームワーク作りとして流行っていることがあります。それはアート!

チームワークは一緒に何かをしてこそ、何かを創り上げてこそ高まるもの。お酒を共有するだけの時間では得られない「一体感」が大切です。そんな時に誰もが参加できて「クール」なイメージのあるアートは最高のツールとなるのです。アート業界で15年以上ビジネスをしてきてここ最近もっとも多くの相談を受けたのがアートケーションでした。(*アートケーションはアートでコミュニケートするという 造語)

例えばワシントンDCにあるArtjamzという会社ではオフィスの人たちが一堂に介し大きなキャンバスに一緒に絵を描いたり、個々のキャンバスに描いたりのアートイベントを開催しています。仕事の昼休みだったり、社内研修の代わりにやってみたり、仕事が終わった後の自由参加的イベントなど、創造的なことを通してチームワークを強化していく、という取り組みをしています。上手下手でも上下関係でもなく、楽しく会話しながら一緒に作品を作り上げていく。絵の具が顔についたり夢中になって描いたり、子供に帰ったようで大きな笑顔と笑い声に満ちています。

またランチタイムにアーティストを招待して話を聞いたり、社内研修の代わりに美術館訪問などの試みもあります。そこで生まれるディスカッションには体験を共有する一体感があるのです。

最先端企業はアートケーションで繋がる

究極のアートケーション:私が企画した日本現代アートの旅(イサム・ノグチ庭園美術館にて)

アートでのコミュニケーションって時代を先取りするイメージがあり、革新的です。創造力の宝庫であるアートは好奇心を刺激し、ワクワク感もあって思わず「参加します」と手を挙げたくなりませんか?何よりオシャレ感があります。

お互いを知りたいならこれからは飲みニケーションよりも「アート」+「コミュニケーション」のアートケーション!時代を先取りする企業のチームワーク作りにおすすめです。今度の企業内研修にいかがでしょうか?こんな提案をできる上司って素敵だなと思います。

【執筆:ボーク重子】
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