三田友梨佳アナウンサーが見た「世界フィギュア女子ショート」直前情報

  • 20日に開幕した世界フィギュアスケート選手権。公開練習での日本3選手は「好調」
  •  ライバルのロシア勢・ザキトワ選手とメドベージェワ選手のコンディションは?
  • 国際大会6連勝の紀平選手「トリプルアクセルにキレがあった」苦手なSPでも力を発揮できるか

世界フィギュアスケート選手権に出場する紀平梨花選手(16)、坂本花織選手(18)、宮原知子選手(20)らが3月20日午後、公式練習に臨んだ。

午後3時30分ごろ、三田友梨佳アナウンサーに中継で現地の様子を伝えてもらった。

ジャンプを成功させ、好調さをアピールした日本3選手

三田友梨佳アナウンサー:
さいたまスーパーアリーナのバックステージからお伝えします。
つい先ほど、女子ショートプログラムが始まりまして、私の後ろではこの後出番を待つ選手たちがウォーミングアップを続けているところです。
今から2時間ほど前、最終グループの選手たちが本番前最後の公式練習に挑みました。

三田友梨佳
まず、今シーズン国際大会6戦負けなしの紀平梨花選手は、20日もトリプルアクセルを中心にジャンプの確認を行っていました。
トリプルアクセルで回転が抜けてしまったり、転倒があるなど、少し心配な様子もあったんですが、曲をかけての練習ではバシッと決めてくるあたり、ここぞ!というときの集中力はさすがだなと思いました。
その後も2連続の3回転2回転の連続ジャンプでミスがあって、練習の最後の方は、この連続ジャンプを中心に確認をしていました。
世界女王になるには、きょうのSPが鍵となります。どんな演技を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

三田友梨佳
続いて、全日本女王・坂本花織選手は引き締まった表情が印象的でした。曲をかけての練習ではすべてのジャンプを成功させるなど、調子の良さをうかがわせていました。
ご本人も「ショート、フリーともに3回転3回転の連続ジャンプが決まれば波に乗れる。ここが大事」と語っていましたので、この3回転連続ジャンプに皆さんも注目してみてください。

三田友梨佳
そして、宮原知子選手は練習の時から非常に集中しているような印象が強かったです。特にジャンプに安定感がありました。
ここ埼玉に入る前はアメリカでトレーニングを行っていて、そこではステップの一部を変えるなど、細部にこだわって練習を続けてきました。そういった表現力にも注目です。

宿敵・ロシア勢のコンディションは?

三田友梨佳
そして最大のライバルとなってくるのが、ロシア勢です。
平昌オリンピック金メダリストのザギトワ選手なんですが、ジャンプの着氷で乱れるシーンもあり、必死な様子というのが伝わってきました。
やはりプレッシャーを感じているのかなと思いますが、ザギトワ選手はなんといっても本番に強いので調子を戻してくると思います。

三田友梨佳
最後に、平昌オリンピック銀メダリストのメドベージェワ選手は、このメンバーの中で一番のびのびと滑っていて、ひときわ目立っていた印象です。
メドベージェワ選手は今シーズン拠点を変えて、羽生選手と同じコーチの下で練習を積んでいるのですが、ジャンプの仕方を変えたんですね。
これまでは、体重の軽さを使って、軽やかにくるくると飛ぶジャンプが印象的でしたが、今シーズンからは力強いジャンプに変わっています。
このあたりも、皆さん注目してみてください。

安藤優子:
見逃せない戦いになりそうですね!
特に今回は会場が日本でホームということもありますから、日本人選手の大健闘を祈りたいなと思います。

 
「直撃LIVEグッディ!」では、フィギュアスケートインストラクターの村主千香さんに練習を見た印象について解説していただいた。

逆転6連勝の紀平「ショート・フリー合わせてトリプルアクセルを3回決めたい」

木下康太郎フィールドキャスター:
紀平選手について、今回優勝すれば、浅田真央さんの最年少記録を塗り替えます。
練習ではトリプルアクセルを多く跳んで、とにかく調子の良さを感じましたが、村主さんはご覧になっていかがでしたか?

村主千香さん:
トリプルアクセルは流れのある非常にいいジャンプを跳んでいました。
30分間の練習の中でいろんなジャンプを何回も確認していたので、ショートプログラム(SP)の3本のジャンプをしっかり決めるという強い思いがあるのは感じました。

高橋克実:
紀平選手は、SPがわりと弱いんですよね?

木下幸太郎:
そうなんです。こちらをご覧ください。
紀平選手は、今シーズン国際大会6連勝という素晴らしい成績を残していますが、SPは5位、2位、5位、2位と、SPで調子が上がらず、フリーで大逆転して優勝することが多いんです。
見ているこちらからすると、かなりハラハラする展開ですよね。今回の大会は、どうでしょうか?

村主千香さん:
ご本人も「ショート・フリー合わせてトリプルアクセルを3回決めたいです」とおっしゃっていたので、今回はしっかり決めてくれると思います。
今回の試合では人数が多い分、1本でもジャンプを失敗してしまうと順位が大きく変わってきてしまうんです。失敗の許されない試合になると思います。

安藤優子:
人間、失敗が許されないと思うとものすごく緊張しますよ…でも、紀平選手はこれまで何回もフリーで大逆転していて、つまりSPで上手くできなかったところをフリーで切り替えられているということですから、精神的にとても強いですよね。

(「直撃LIVE!グッディ」3月20日放送分より)

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