世界初取材 タイ洞窟「奇跡の生還」から8か月…高い湿度に薄い酸素の壮絶現場

  • 壮絶…蒸し暑く、薄い酸素の洞窟内部
  • 現場には医療用のボンベや日本製の使い捨てカイロも…
  • 洞窟は今後、整備され一般公開される予定

行く手を阻む「難所」続き

2018年7月サッカーチームの少年12人とコーチがおよそ3週間にわたって閉じ込められたあと「奇跡の生還」を果たしたタイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟。
事故以来、洞窟の奥まで入る世界初の取材はタイ特殊部隊の調査に同行する形で行われた。

起伏が激しく平らな道はわずかな洞窟。中腰にならないと通れない洞窟の内部。
想像以上に険しい洞窟内にもかかわらず、事故当時タイのサッカー少年たちは奥へ奥へと進んだことが分かる。

途中、垂直な壁のようになっている場所もあり、取材班は特殊部隊が下してくれたロープを伝いやっとの思いで壁を登る。洞窟の内部は、蒸し暑く、酸素の濃度も薄い過酷な環境。あまりの湿気に記者の眼鏡も白く曇ってしまった。

更に酸素を補給する取材チーム…。

洞窟内には更なる難所が…岩の間の人1人通るのがやっとの隙間。
去年、少年たちを救出した当時の映像には、水に覆われていたこの隙間…

今、水がなくなり通ってみるとかなり狭いことがわかる。

救出当時、この場所を鎮静剤を投与された少年1人をダイバー2人がかりでロープを伝いながら濁って視界がきかない水中を進んでいったという。

洞窟に入ってから約1時間が過ぎたころ取材チームは洞窟の入り口から約2km離れた第3チェンバーという救出作戦の前線基地に到着した。

この前線基地では、100本、200本と、ものすごい数の酸素を送るためのチューブが洞窟の暗い奥のほうまで張り巡らされてい

たまった水の排水ポンプや医療用の酸素ボンベ、そして日本の使い捨てカイロも現場に残されており、救出作戦にひと役買っていたことがわかる。

洞窟は整備され、近く一般公開されるという。

(「プライムニュース イブニング」2019年 3月19日放送分より) 

プライムニュース イブニングの他の記事