日本一の観覧車好きは「愛知県」!驚くほど“なるほど” な2つの理由

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  • 日本一の「観覧車好き」は愛知県民?県内に13基も…
  • 市民は「公園に観覧車はふつう」 小さめがそこそこに
  • 研究家が語った、観覧車が愛知に多い“なるほど”な理由とは?

愛知県民は観覧車が大~好き!

名古屋駅を新幹線で東京方面に向かって走っていくと、約20分の間に次々と車窓に現れるものがある。それは観覧車。

名古屋市内、安城市、蒲郡市…なぜここまで多いのか?
もしかしたら愛知県民は特に観覧車が好きなのか?を調査した。

まずは、名古屋・栄の街で聞いてみると…。

Q.愛知県に観覧車が多いイメージは?

男性:
「いや、それは特に感じてはいなかったです」

女性:
「深く考えたことはないですけど…」

別の女性:
「え~あんまり(印象は)なかったです」

街で聞いても観覧車が多いという認識は皆無…。
そこで、都心にある全国的にも珍しい「サンシャインサカエ スカイボート」の観覧車まで行ってみた。

名古屋・栄では観覧車に乗ると隣の観覧車が見える

三越の観覧車 現存する屋上観覧車の中で日本最古

この観覧車はビルの高さにすると11階程度。しばらくすると、すぐ近くのデパート、三越の屋上には観覧車が見える。

三越の観覧車は日本に現存する屋上観覧車の中で最も古く、有形文化財だ。
栄の街中で2基も観覧車があるということは、やはり愛知県民は観覧車が好きなのか…?。

運営会社の人に話を聞いてみると…?

京楽 事業開発部・課長 清水亮輔さん:
愛知県は観覧車が多いというのは、私どもも聞いているんですけれども…
ちょっとなぜ多いかというのは私どもも分からなくて…

京楽 事業開発部西尾紗由里さん:
なんで多いんでしょうね、ちょっと…分からないですね…

三河地方には「小さめ」がそこここに…

愛知県安城市・堀内公園の観覧車

愛知県に多いということは耳にしたことがあるそうだが、理由までは分からないとのことだった。

しかし、清水さんによると「安城市などに小さい観覧車がたくさんある」ということで、車で安城市へ。すると住宅街の中に観覧車を発見した。

場所は安城市の堀内公園。確かにそれほど大きくはないが、想像していたよりは大きく、高さ35mの観覧車。ただ何よりも、安い。大人も子供も1回100円(3歳以下は無料)だ。

せっかくなので担当者と一緒に乗ってみると、狭さを実感。大人2人が肩を並べると窮屈なサイズだ。

堀内公園副所長 境悠太さん:
子ども向けの公園ですので、やはりちょっときついかなと…

この観覧車の上から見えたのは「東海道新幹線」。
乗ってみないとわからない光景だった。

堀内公園の観覧車からは走り抜ける新幹線の姿が見える

公園に観覧車…市民に聞いてみたら「普通のこと」

ところで、冷静に考えてみると「公園に観覧車」ということ自体が珍しい気が…。遊びに来た親子に聞いてみると…。

「普通かもしれない。ここら辺は。岡崎にもあるし、碧南にもあるし」

実は、近隣の岡崎市(南公園)にも、碧南市(明石公園)にも観覧車がある。そして、刈谷市のサービスエリア「ハイウェイオアシス」にも。ちなみに全国のサービスエリアで観覧車があるのは4カ所だけだ。

愛知県岡崎市と碧南市の公園にも観覧車が

また、豊橋市(のんほいパーク)、蒲郡市(ラグナシア)にも観覧車があり、三河地方だけで6基の観覧車があることがわかった。

そして取材を進めているうちに、愛知県民の観覧車好きがわかるエピソードを聞くことができた。

場所は、長久手市のモリコロパーク。2005年の愛知万博のシンボルとしてつくられた高さ88メートル、東海地方最大級の観覧車だ。上がっていくと、名古屋駅の高層ビル群や、御嶽山まで一望できる。

観覧車の係の人によると、万博終了後、他のパビリオン同様、取り壊される予定だったが、地域の強い要望で残すことになったという。愛知県民の観覧車愛を証明するエピソードと言えそうだ。

観覧車研究家が語る“なるほど納得”の理由

愛知県に観覧車が多い理由のひとつは「豊かな財政基盤」

愛知県内に観覧車が多い理由について、「観覧車の研究家」に話を聞いてみた。

Q.愛知県に観覧車が多い理由は?

観覧車研究家 福井優子さん:
一番肝心なことは、愛知県というのはすごく豊かな土地柄だということです。
豊かというのは、トヨタ、三菱重工、ブラザーなどの有名な企業があって、税収があるということ。各都市が、やはり潤っているのかなと思うんですね。市営の公園の中にある観覧車も1回乗るのが100円というのはやはり、豊かな自治体が多い県なのかなと思います。

ようやく納得の見解が…。

理由の1つは、自治体としての豊かさ。観覧車には莫大な建設費や維持費がかかるが、自治体の豊かな財政基盤が支えているという見方。

そしてもう1つ…。

観覧車研究家 福井優子さん:
愛知県は平地が多いでしょう、あまり山や崖っぷちがあるとかではなくて。
平坦な土地も多いですし、観覧車が立ちやすい土地がある

2つめは濃尾平野が広がり、立地も抜群。しかも自然の風景から都会のビル群まで見渡せる、“程良い都会”という点も観覧車向けと言えそうだ。

観覧車研究家 福井優子さん:
気候は積雪もあまりなく、だから年中営業ができて、愛知県はすごく観覧車にいい環境が整っていると思います

もうひとつの理由は愛知県の「立地」だという

愛知県の観覧車は現在、維持管理されているのは13基。
東京や大阪、そして広い北海道も押さえて1位だった。

全国の観覧車数 ベスト5はやっぱり愛知が1位(番組調べ)

(東海テレビ)

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