"国民病" 花粉症に企業が「手当」で対策

カテゴリ:国内

  • 「花粉症手当」を導入し花粉症の社員を支援する企業がある
  • 申請すると対策グッズが支給されるほか通院費用も全額会社が負担
  • 健康経営の一環として花粉症対策を取り入れる企業は増えるだろう

まだまだ続く、花粉症の季節。企業も頭を悩ませている。

ーーーはっくしょん!はっくしょん!

スギ花粉の飛散が各地でピークを迎え、都内ではヒノキ花粉の飛散も始まった。


もはや “国民病” ともいわれる花粉症に独自の取り組みで社員を支援する企業がある。

担当社員:お持ちしました。
花粉症社員:やった~
担当社員:使ってください。   
花粉症社員:ありがとうございます。 

マスク姿の女性社員が手渡されたのは、マスクや高保湿ティッシュなどの製品。
企業のメンタルヘルス関連事業を展開するスタートアップ企業「ラフール」では、
2年ほど前から会社の福利厚生として「花粉症手当」を導入している。

 申請すると、花粉症用のスプレーや専用マスク、目薬といった花粉症対策グッズが支給される。

「花粉症手当」を申請した女性社員:
「常に目がかゆかったりするとそれだけで画面が見られなくなったりして、ちょっとつらいところは多い」

「花粉症手当」を申請した男性社員:
「うっかり鼻水がつるーっとかなっちゃうので、普通じゃちょっと買えない、高いいいやつを使わせてもらっている」

40人ほどの社員のうち、4分の1が花粉症というこちらの企業。
今年は8人が「花粉症手当」を申請したという。
対策グッズの支給のほかにも通院でかかった費用を全額会社が負担する。
実は社長自身も・・・

株式会社ラフール 結城啓太社長:
「私も花粉症です」

目のかゆみなどに苦しむも、通院で症状が軽減された経験をもっていた。
花粉症手当を制度化したのにはある理由が…

「早い段階で会社が全部負担してあげるからということで、病院に行くことで、より適切な薬を処方してもらうことで症状が改善すれば、仕事の効率も上がるので生産性低下を防ぐために制度として取り入れている」

こちらの会社では、アレルギー性鼻炎が原因で仕事の生産性が5.4%下がるとの試算をだした。
判断力や仕事の能率低下にまで影響を及ぼす花粉症。
「健康経営」の一環として花粉症対策を取り入れる企業は増えていきそうだ。

自身も花粉症だという番組コメンテーターの石倉秀明さんは

「花粉症に限らず、会社として社員の健康や生活そのものが豊かになるようなサポートをする企業が増えてきている」
と指摘した上で…

「従来、会社の人事の役割は “人の管理 ” だったが、“ Employee Success (社員の成功) ” という考えで人事の定義を変えて、社員が幸せになることや、いいキャリアが描けるようなサポートを、個人に合わせて会社がしていく取り組みが増えてきている。大企業で、これをいきなり全部やるというのは難しいかもしれないが、特定の部署だけとか、テスト的にいくつかの部署でやってみて、その結果をみて全社に導入する、といった取り組みをする会社が、少しずつだが増えてきている印象はある」とコメントした。

(「プライムニュース α」3月15日放送分)

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