午前0時の異例発表…ピエール瀧容疑者コカイン使用容疑 “マトリ”昨秋から内偵

社会部
カテゴリ:国内

  • 午前0時から記者会見…逮捕したのは警察ではなく“マトリ”
  • ピエール瀧容疑者の尿から薬物を使用した陽性反応
  • 昨秋から内偵捜査…入手ルートの解明急ぐ

“マトリ”が午前0時に緊急会見

3月12日午後11時過ぎ、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部が13日午前0時から記者会見を行うという連絡が入った。
麻薬取締部、通称マトリが未明の臨時記者会見で発表を行うということは、著名人が薬物事件で逮捕された可能性を意味する。社会部記者はもちろんのこと、報道センターも色めき立った。

そして、午前0時。麻薬取締部幹部が発表した名前は、ピエール瀧、本名・瀧正則容疑者(51)。

逮捕容疑は、3 月12日に近い日時頃に東京都またはその周辺において、麻薬であるコカイン若干量を自己の身体に摂取し、もって麻薬を施用した、麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いだ。

瀧容疑者は取り調べに素直に応じ、「コカインを使用したことは間違いありません」と容疑を認めているという。

午前3時20分頃、留置先の警察署に向かうため、ワゴン車で移送された瀧容疑者。ジャケットに身を包み、メガネをかけて後部座席に座っていた。
カメラのフラッシュを浴びながら目を開くことはなかった。

ミュージシャンとして長年活躍し、今年は「電気グルーヴ30周年ツアー」を行い、最近では俳優としても活躍していたピエール瀧容疑者にいったい何があったのだろうか。

尿からは薬物を使用した陽性反応

麻薬取締部は12日午後6時過ぎ、東京・世田谷区にあるピエール瀧容疑者の自宅、そして車の家宅捜索を行った。自宅には瀧容疑者もいて、捜索に立ち会ったという。室内にコカインはなかったものの、携帯電話や丸められた韓国ウォン紙幣が見つかり、押収された。

麻薬取締部は、ピエール瀧容疑者がこの紙幣をストロー状にしてコカインの粉末を鼻から吸っていたとみて、重要な証拠の一つとしてみている。

 午後8時頃、麻薬取締部は、瀧容疑者に任意同行を求め、千代田区の庁舎内で尿検査を行った。その結果、コカインを使用した陽性反応が出たことから、午後11時すぎ、瀧容疑者の緊急逮捕にいたった。

 「コカインを使用したことは間違いありません」と容疑を認めたピエール瀧容疑者は、逮捕された際、自身の職業について「ミュージシャン」と答えたという。

ピエール瀧容疑者を昔から知る人物はフジテレビの取材に対して、覚せい剤を使用するような怪しい様子や行動はこれまで見なかったと話した上で、「人に絶対迷惑をかけない人。挨拶もしっかりするし、穏やかで常識的な良い人。今回の逮捕は本当にショックです」と答えた。

昨秋から内偵…入手ルートや販売者など捜査中

麻薬捜査では警察をしのぐとさえいわれる麻薬取締部。瀧容疑者が薬物を使用しているとの情報を得て、去年の秋から自宅や関係先などでの内偵捜査を行っていたという。
麻薬取締部は、ピエール瀧容疑者がコカインを入手したルートなどについて捜査を進めている。


(フジテレビ報道局社会部)