本屋で「本棚の下の引き出し」は勝手に開けたらダメ?

カテゴリ:話題

  • Twitterで「書店の本棚の下の引き出しを勝手に開けていいか」が話題
  • 大規模書店の担当「開ける人は結構いるが、迷惑というほどではない」
  • そもそも、下の引き出しには何が入っている?

書店によく行く人なら、店員さんが平積みの本を置いた本棚の「下の引き出し」を開けているところを目撃したことがあるだろう。
Twitterでは今、そんな「下の引き出し」を客が勝手に開けることの是非が話題になっている。

画像はイメージ


発端となったのは、下の引き出しを開けたら書店員に注意されて立腹したという、書店に張ってあった「お客様からのご意見」を紹介する投稿。
約2万のリツイートが付いて様々な意見が交わされている。(3月12日現在)

・人の家に行って勝手に戸棚を開けるのと同じようなものだと思う
・本屋に限らずどのお店でもそうじゃない?
・スーパーのバックヤードまでズカズカ入るのか?
・開けるなら店の人を呼ぶのが普通ですよね

このような「勝手に開けるべきではない」「店側が困る」という投稿が圧倒的に多いが、ごく一部で下のような違う意見も見られた。

・引き出しは、入り切らない本を置く本棚の「延長」だと思っていました
・「開けないでください」という張り紙くらいはあったほうがありがたい
・まだバーコード通してない商品が入ってる場合もあるからちょっと困る

書店で働いた経験者とみられる人からのへぇと思う情報もあったが、「下の引き出し」についてあまり深く考えたことがない人の方が多いだろう。

そこで、「下の引き出し」にはそもそも何が入っているのか?
勝手に開けることは、どれだけ「店側が困る」ことになるのか?そういう人は多いのか?など、店名を伏せることを条件に都内屈指の大規模書店の担当者に素朴な疑問を聞いてみた。

「困る」というより「声かけて」

――そもそも「下の引き出し」は、なんて呼ぶ?

「ストッカー」や「ストック」、「棚下(たなした)」などと呼んでいます。


――そこには何が入っているの?

・上に置いてある本の予備在庫
・棚卸し・発売前など店頭に出せない理由がある本
・備品類など


――やっぱり勝手に開けられると困る?

「困る」というよりは「お声掛けください」という感じです。
基本的には店頭に出ているものをご覧になっていただいて、お問い合わせがあればこちらでストックをお開けします。


――本棚に並べている本の在庫は「下の引き出し」に必ず入っている?

必ずしもそういうわけではありません。
棚の下以外にもバックヤードなどに在庫を置いていることがあります。


下の引き出しには、予備の在庫だけでなく、発売前の本など店頭に出せない本も入っているということなので、勝手に開けるのは控えた方がよさそうだ。では、今回のケースのように勝手に開けてしまう人は多いのだろうか?

「引き出し」を勝手に開けていたら注意する?

――「下の引き出し」を勝手に開ける人は結構いる?

そうですね。


――そういう時はビシッと「注意」するの?

注意というより「何かお調べでしたらこちらでお探しいたします」というお声掛けになると思います。


――「開けるな」という注意書きはある?

注意書きは特にはしていないですね。
開けられすぎて迷惑しているというほどでもありませんので。

――「引き出し」を開けてもらったら、その本は買わないといけないような気がするけど…

その心配はまったくいりません。
「いらない」と言われても、こちらとしては問題ないです。


――いらなかったら勝手に棚に入れていいの?

結構ですよ。
または、もう一度お声掛けいただいて「棚下から出したけどいらない」とおっしゃっていただくのが一番ありがたいです。
そのまま棚に置いておいて頂いても結構です


棚にシリーズ本の「上巻」だけなかったり、目当ての1冊だけが抜けていたりするときなどに、「下の引き出し」に入ってないかな…と考えたことがある人もいるだろう。
お話を伺った書店では、引き出しを開ける人はいるがトラブルはなく、困っていないので張り紙も鍵の必要もないそうだが、そういう時は一声かけてほしいと思っているということは覚えておこう。