“違い”を感じれば差別もなくせる。ジェンダー平等の実現を目指す渋谷区職員の活動

  • “真の人権尊重社会”を目指して渋谷区職員が活動
  • 渋谷区初のLGBT当事者による中学生への出前授業を実施
  • 「“違い”を身近に感じればどんな差別もなくすことができる」

日本で初めて「パートナーシップ証明書」を発行した渋谷区。

LGBTの当事者である永田龍太郎さんは、大手アパレルメーカーから期限付きで渋谷区役所に赴任し、現在、男女平等・ダイバーシティ推進担当として働いている。

LGBT当事者が中学生へ授業

“真の人権尊重社会”を目指して活動する中、渋谷区で初めてとなるLGBT当事者による中学生への出前授業が行われ、永田さんは3人いる講師の1人として、自ら教壇に立った。

授業では生徒たちに「自分とは違うと思う人がいたら、まず何が大事かな?」と質問すると、生徒からは「理解すること」いう答えが返ってくるなど、LGBTだけでなく、障がいや人種など、あらゆる人々の「違い」について考えてもらった。

最初は緊張していた生徒たちだったが、終了間際には「好きな人はいますか?」などの質問も飛び交い、永田さんも「(好きな人が)いたら週末までここに仕事に来ないかな」と冗談交じりで返すなど、生徒たちとフラットな関係で交流を深めることができた。

出前授業について永田さんは「不安を覚えながら生きている人がいるかもしれない。そういった想像力を子どもたちが持ってくれたらありがたいと思います」と話し、“違い”を身近に感じれば、どんな差別もなくすことができると感じているという。

この授業を受けた生徒は「実際にLGBTの人に会ったことがなかったんですけど、リアルな体験とかを聞けていい機会でした」と振り返る。

永田さんは「LGBTの問題だけではなく、“多様なもので当然”という、その意識を持つことで、どれだけお互い様にフラットで認め合える社会を作って行けるか考えていきたいと思います」と語った。

永田さんの強い思いが、未来を変える大きな力になるかもしれない。

SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html

フューチャーランナーズ~17の未来~の他の記事