ホタテ養殖で復興を…被災地の漁師が“飲食店”や“体験型観光”で奮闘【岩手発】

  • 東日本大震災からまもなく8年…ホタテ養殖にかける思い
  • 義父から受け継いで…一度諦めかけるも再びホタテ養殖
  • “飲食店”や“体験型観光”…ホタテの魅力伝える取り組み

3・11まもなく8年…ホタテ養殖漁師の思い

2011年3月11日に発生した東日本大震災から間もなく8年…。
復興が進む被災地、岩手で自慢のホタテと新たな取り組みで地元を盛り上げようと奮闘する若手漁師を取材した。

岩手・宮古市で、3月3日に開かれたイベントでは焼きたてのホタテが大人気。甘みが強く、貝柱も大きいのが特徴だ。

宮古市の日出島地区でホタテを養殖している平子昌彦さん(38)。
14年前、以前の仕事を辞めて漁師に転職した。

義父から受け継いで…再びホタテ養殖

転職したときに、ホタテを教えてくれたのは、義理の父、竹谷紀幸さんだった。しかし、8年前のあの日、消防団員として活動中に行方不明に。
そして船や養殖棚などもすべて奪われた。
一度はあきらめかけた海の仕事…。平子さんは自分で選んだ道を全うするため、再びホタテを育てることを決めた。

平子昌彦さん:
義理の父親から代々受け継いだのもあるので、そういう思いは強いし、育てているものは間違いないし、自信を持ってやってます。

日出島地区では震災後、後継者不足も重なりホタテの漁業者は12軒から2軒に減少。

“飲食店”や“体験型観光”…ホタテの魅力伝える取り組み

自慢のホタテが消えてしまうのでは、と危惧した平子さんは市場だけではなく、自ら飲食店に売り込むなどホタテの魅力を広く伝える取り組みを行っている。

更に、新たな事業も…。
それは、体験型の観光。日出島周辺をクルージングした後には、水揚げしたばかりのホタテを食べてもらう。地元の若者と協力して観光PRも行うという。

平子昌彦さん:
まずは若い力でこの日出島地域を活性化させて、ゆくゆくは宮古全体が活気づいて宮古が潤っていくようにできればいいと思います。

震災から間もなく8年。
復興に向けた地元の取り組みは少しずつ、実を結びはじめている。

(岩手めんこいテレビ)

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