100年後のことを考える。衰退した林業で再生した人口約1500人の村

<SDGsのランナー>上山隆浩さん

  • 合併せずに自立した道を選んだが…
  • 森と人が共に生きる村を100年後も残したい!
  • 町の人口1割以上、約180人が移住者に

村面積の93%を森林が占める岡山県西粟倉村。

人口約1500人のこの村は、林業が衰退し、過疎化が進む一方だった。

岡山県西粟倉村・地方創生特任参事の上山隆浩さんは「平成の大合併が平成16年にあったんですけど、合併せずに村として頑張っていこうという話が決まって。地域がどうやって生き残っていくか考えました」と振り返る。

村を100年後も残したい…

自立の道を選んだ西粟倉村。

そこで上山さんたちは、世代や地域を越えた森づくりを目指す「百年の森林(もり)事業」を考える。放置されていた私有地の森を村が管理し、ネットで資金を集めて、地域資源として事業化した。

2009年10月に地域資源を活かして商品開発や販売を行う「西粟倉森の学校」を設立。

間伐材はここで働く村の人々の手で商品化されていく。

従業員の女性は「主人が林業の仕事をやっていたので、少しでも多くの製品を造りたい」と笑顔を見せる。

床貼りタイルや家具、雑貨など全国にネット販売し、評判は上々。

さらに、新しい事業を始めようと移住してくる人も増え、町の人口の1割以上、約180人が移住者だという。

村内には木造の建物が誇らしげに建ち、森と人が共に生きる村を100年後も残したいという村の思いが伝わる。

上山さんは「教育や福祉など社会資本に関わる事業も増えてきているので、もっと住みやすい、暮らしやすい村になっていったらなと思います」と話した。

上山さん、そして西粟倉村人々の思いが、未来の大きな力になるかもしれない。

SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html

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