マスク不足に“苦肉の対応”も 新型肺炎の感染拡大

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全国に感染が拡大しているが、そんな中、深刻なマスク不足に苦肉の対応が続いている。

新型コロナウイルスに感染していた、神奈川県に住む80代の女性が13日に死亡。

国内で感染者が死亡したのは、初めて。

死亡した女性の義理の息子にあたるのが、同じく感染が確認された、都内に住む70代のタクシー運転手。

このケースについて、14日午後5時、東京都が緊急会見を行った。

福祉保健局・内藤淳局長「まず1つ、発症前の行動履歴ですが、1月18日、城南地区の個人タクシー組合の新年会、これは、屋形船で行われたとのことです。ここに、ご本人さま(感染した男性)が参加しているということでございます。なお、この新年会に参加した人数は、約80名の会でございます。検査の結果、本日、2名の陽性結果が判明しました。個人タクシー組合支部従事者、および屋形船従事者であることがわかりました。今回、屋形船従事者につきましては、中国・湖北省からの旅行者との接触がある」

さらに、タクシー運転手の感染は、沖縄県でも。

沖縄・玉城知事「本日、沖縄県における最初の新型コロナウイルス感染症の患者が確認されました」

感染したのは、60代の女性運転手。

2月1日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が那覇港に寄港した際、アジア系の乗客4人を乗せたと話しているという。

また、50代の男性医師の感染が明らかになった和歌山県の済生会有田病院では、一時入院していた、70代の男性も感染していたことがわかった。

これを受け、病院では、接触した可能性のある人への呼びかけが始まった。

病院の入り口には、接触者外来の設置を案内する貼り紙が掲示されている。

1月18日から2月13日までに来院した患者や家族を対象とした、接触者外来を設置。

待合室には、診察を待つ人の姿があった。

1月14日に国内初のケースとして、神奈川県に住む30代の男性の感染が確認されて以降、奈良県、大阪府、三重県、京都府、千葉県、埼玉県、東京都、和歌山県、そして、きょうの沖縄県に感染が拡大。

国内発生の感染者は、37人となった。

さらなる感染拡大への不安が高まる中、深刻な状況が続いているのが、マスク不足。

13日、東京・江戸川区のドラッグストアで目にしたのは、「マスク終了」の文字。

さらに別の店でも、14日に入荷したばかりのマスクが、すでに品切れ。

マスク不足が各地で深刻化する中、大阪・和泉市では...。

和泉市職員「こちらが、マスク60枚になっています」

妊婦や、呼吸器障害がある人を対象に、無料でマスクを配布している。

マスクは、災害用に備蓄していたもの。

市は14日朝までに、およそ120人に配った。

訪れた人は「2〜3軒探して、なかったので。(ウイルス)見えないものなので、すごく不安です」、「すごくうれしいです。どこ行ってもなくって、もう生まれるし」

マスク不足解消に向け、増産態勢にあるのが、宮城・大崎市のマスク工場。

1枚1枚ミシンを使い、手作業で作られていた。

この工場で作られているのは、洗って使える「制止菌マスク」と呼ばれる製品。

縫製が難しいため、1日およそ500枚ほどしか作れないという。

今後1カ月は、フル稼働して生産するとしている。

見えないウイルスとの闘いは、今、市民レベルでも本格化。

1人ひとりの対策強化が求められている。

(関西テレビ)