“惣菜スーパー”マミーマート こだわりでつかむ常連の胃袋

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総菜コーナーで地元客を引きつける、地域密着型のすごいスーパーがある。

同業者も一目置く、その開発力の源に迫る。

12日午後に行われた、「お弁当・お惣菜大賞2020」の授賞式。

会場には、日本全国のスーパーやコンビニなどのお弁当やお総菜、5万件以上の中から11部門、最優秀賞などに輝いた商品がずらり集結。

お弁当部門1位は、2種類の魚の西京焼きが入ったお弁当「お魚の美味(おい)しい西京焼のお弁当(いかりスーパーマーケット)」。

スイーツ部門1位は、パンナコッタ「ルビーチョコレートと2種ベリーのパンナコッタ(成城石井)」。

アレコレト! が注目したのは、あるヒットメーカーの存在。

授賞式で連呼される“彩裕フーズ”という会社名。

注目のお惣菜部門では、「浜名湖産青海苔(のり)と藻塩のコロッケ」、麺部門では、「うまみ溢(あふ)れるごぼう天そば」が制覇するなど、11部門で、なんと6種類もの商品が次々受賞した。

実はこの“彩裕フーズ”、スーパー直営の総菜工場。

そのスーパーは、埼玉県を中心に、70店舗以上展開している“マミーマート”。

マミーマートに行ってみると、スペースを広くとったお総菜コーナーには、最優秀賞のコロッケがあった。

品ぞろえ豊富で、直径28cmの巨大ピザが、500円(税抜き)。

総菜目当ての客足は途絶えない。

圧倒的な評価を集める商品開発力の秘密を探るべく、工場へ。

立ち込める香ばしい香り。

作っていたのは、麺部門で最優秀賞に輝いたゴボウのうまみがあふれる天ぷらそばの具材。

揚げる際は、天ぷら粉をまぶすだけ。

さっと揚げてうまみを引き出す。

ここが、こだわりのポイント。

開発者の高橋里奈さんは、「上司とかは『失敗することもあるけど、とりあえずチャレンジしろ!』とよく言ってくださるので、頑張ろうって思えることが多々あります」と話した。

ヒットの秘密は、チャレンジ精神。

この工場で、ひと月に生み出されるのは、なんと20から30アイテム。

定番商品も必ずリニューアルをかけるという。

その結果、惣菜部門最優秀賞「浜名湖産青海苔と藻塩のコロッケ」の開発者にいたっては。

開発者・長澤裕さんは、「わたしは、正直3回目の受賞になります」と話した。

次々とチャレンジの結果、これまでに、弁当、パン、そして今回のお総菜と3冠をゲット。

コロッケにのりと塩をあわせたのは、遊び心からだったという。

開発者・長澤裕さんは、「ポテトチップスで人気の味(のり塩)をコロッケで具現化できたら、非常に面白いんじゃないかと思って」と話した。

さらに、もう1つヒットの秘密が。

開発者・長澤裕さん「うちは、ゼロから作る工場ですから」

その言葉どおり、コロッケはジャガイモを練るところから。

機械で形を整えて、パン粉をつけて加工、工場から出荷されたコロッケは店舗で揚げていく。

2つ目のヒットの秘密は、ゼロから加工。

自家製のパンからサンドイッチに。

巨大な釜では、だしも作る。

素材から独自開発するため、コストが抑えられ、安い値段での提供が可能に。

しかも、マミーマートのお総菜のおよそ8割が、オリジナル商品。

マミーマートの常連客は「普段もよく買っているんですけど、うまいです」、「種類も結構ありますね。値段的にもそんなにお高くない」などと話した。

続々とおいしいお総菜を打ち出し、地域の常連さんに愛されるマミーマート。

チャレンジ精神のたまもの。

彩裕フーズ・都甲耕平取締役「惣菜がけん引をして、いかにお客さんのニーズをつかんでいくか、こちらからお客さまに提案できる商品をスピード感を持って提案していきたい」