垂れ幕に「薬」 今もクルーズ船内に3600人 運航会社は全額払い戻しへ

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新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、横浜港に停泊中のクルーズ船では、乗客乗員の船内待機が続いている。

乗客からは、薬の不足を訴える声も上がっている。

大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」では、10日朝も午前8時前から、医療関係者が船内に物資を運び込んでいて、乗客は、不安そうにその様子を見つめていた。

また、新たに「薬」と書かれた布がバルコニーに掲げられていて、一部の乗客に、供給が追いついていないことがうかがわれる。

「ダイヤモンド・プリンセス」では、乗客乗員70人の新型コロナウイルスへの感染が明らかになっていて、現在も3,600人余りが船内にとどまっている。

10日朝も船内への物資の搬送が行われたほか、検疫官とみられる人の出入りもあった。

乗客からは、「持病の薬が届かない」といった声があり、加藤厚労相は、会見で逐次対応すると話している。

加藤厚労相「きのう段階では、当初予定の半分程度しか(薬を)お渡しできていない。その方の分についても調達し、持ち込んで配布する」

一方、「ダイヤモンド・プリンセス」の運航会社は、乗客全員にツアー代金の全額を払い戻すと発表した。

クルーズ前後の宿泊代などのほか、船内待機での費用も含めて無償にするという。