“遅れインフル”流行の危険 新型肺炎“思わぬ余波”も

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クルーズ船から、また新たに41人の感染が確認された。

新型肺炎の拡大が止まらない。

警戒が強まる一方で、思わぬ余波もある。

今もクルーズ船が停泊する、神奈川・横浜市内にある百貨店。

先週末から開催されている「かみおおおかパンフェスタ」の会場だが、よく見ると皆、マスクをして買い物をしている。

訪れた人「マスクをしてないと怖いから。見えないし、ウイルスは。自分で予防しないと」

会場の入り口には消毒液が置かれ、接客スタッフもマスクを着けるなど、新型肺炎の感染予防対策が徹底されていた。

訪れた人「消毒や手洗いをしながら、お出かけしているような感じ」

実は今、こうした予防意識の高まりから、毎年流行するインフルエンザの患者が減っているという。

専門家の池袋大谷クリニック・大谷義夫院長は、「新型コロナ(ウイルス)を意識して、接触・飛沫(ひまつ)感染予防すれば、インフルエンザの対策にもなる」と話した。

2019年のインフルエンザの患者数のグラフ。

1月下旬から2月上旬には、例年ピークを迎えている。

一方、2020年は年始から横ばいで、7日に発表された2月第1週の数を比べると、2019年の3分の1ほどに減っている。

しかし専門家は、今が少なくても、このあとの注意が必要と指摘する。

大谷院長「今後、遅れてインフルエンザが流行する。“遅れインフルエンザ”のような状況になる可能はあるかと」

インフルエンザは、厳しい寒さと乾燥の中で流行する。

しかし、7日は冷え込んだものの、2020年は、全体的に暖冬で湿度も高い日が続いている。

その分、インフルエンザの流行が後ろ倒しになる“遅れインフル”の危険が高まっているという。

毎年、日本国内で実に1,000万人が感染するといわれるインフルエンザ。

実は、今シーズンすでに、アメリカではコロナウイルスの流行の影で、インフルエンザによる死者数が推計1万人を超え、大きな脅威となっている。

マスクの品薄が続く中、新型コロナウイルスに加え、インフルエンザの流行が重なれば、ダブルパンチとなりかねない。

街の人「寒くなると、もっと菌も倍増しやすそうだし、めちゃくちゃ怖いですね」、「子どもにうつるのが本当に怖い」

専門家は、新型コロナウイルスとともに、今から遅れてやってくるインフルエンザに備える必要があるという。

大谷院長「子どもは脳症、高齢者は肺炎で命落とす方が毎年何千人いる。だから非常に危険」