就活が " 正式 " スタート 進むルールの形骸化

  • 来春卒業の大学3年生などを対象にした企業の説明会が3月1日解禁となった
  • 2月1日時点ですでに内定をもらっている学生は5.8%で4年前の2倍以上に
  • 企業による就職活動を前倒しにする動きは今後も加速していきそうだ

来年春に卒業する大学3年生などを対象にした企業の説明会が3月1日に解禁となり、
就職活動が本格的にスタートした。

 千葉市の幕張メッセでは、約640社が参加した合同説明会が行われ、
リクルートスーツに身を包んだ大勢の学生が集まった。

 就活生A:「小さい会社とかでは人が足りない話は聞く。(就活生にとって)ラッキーかなとは思う」

就活生B:「金融業界狙っています。売り手市場でもあるので色んなとこ見て(決める)」

人手不足を背景に、今年も「学生優位」の「売り手市場」が続くとみられる。

 
そんな中いち早く優秀な学生を確保しようとインターンシップを
事実上の採用活動の一環とする企業が増えている。
人材サービス大手の「リクルート」によると、3月1日解禁の1カ月前、
2月1日時点ですでに企業から内定をもらっている
2020年卒の学生は5.8%で4年前の16年卒と比べると2倍以上に膨れ上がり、
就職活動のルールは、形骸化しつつある。

クルートキャリア就職みらい研究所 増本 全 所長:
「人材難で採用する事自体が難しいので、採用の手法がどんどん多様化したりとか、
採用時期のばらつきとかが現状起きている」

 
政府は、学生が不安を抱かないよう、来年も引き続き、
会社説明会の解禁を3月1日にするとしているが、
企業による就職活動を前倒しにする動きは、今後も加速していきそうだ。

番組コメンテーターの石倉秀明さんは
「就活ルールは実質、形骸化していて、企業側から見ても、採用が長期化している」とした上で、

「就活ルールでは3月1日に説明会が解禁になるが、実質の採用活動は1年ぐらい前から始まっている。大学3年生の夏休みにインターン・シップがあって、その準備から、インターン・シップが終わっても、水面下で学生との接触があったり、また、冬にももう一回インターン・シップを行うところもあったりして、あわせて1年半ぐらい採用活動を行っている。ルールがあっても、ある企業が先に始めてしまえば、他も早めに始めなければいけないので、足並みが揃わない。それで、どんどん採用活動が長期化してしまう。まわりに合わせるよりも、企業が独自に戦略を決めて、『この期間で採用し切る』ということを各企業がやっていかないと、お互いに疲弊するやりかたが長く続くことになってしまう」とコメントした。

(「プライムニュース α」3月1日放送分)

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