新型肺炎 北京で男性死亡 武漢市長“公開遅れ”認める

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中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、北京市でも男性が死亡し、死者の数は82人になった。

武漢市の市長は27日、情報公開の遅れが感染拡大を招いたとの指摘について、責任を認めた。

武漢市の市長は27日、国営テレビの番組にマスク姿で出演し、肺炎に関する情報提供に遅れがあったことを認めたうえで、「情報は許可を得なければ公表できない」と釈明した。

そして、「病気を抑え込めるのであれば、どんな責任でも取る」と述べ、辞任も受け入れる考えを示した。

こうした中、李克強首相は武漢市入りし、医療機関や仮設病院建設現場などを視察した。

一方、北京市では新たに50歳の男性が死亡し、死者の数は82人に増えた。

また、カナダやカンボジアでも新たに感染が確認され、発症者は中国本土のほか15の国と地域で、あわせて2,800人以上にのぼっている。

こうした事態を受け、日本政府は、中国・武漢市などにいる日本人を帰国させるため、28日以降、全日空のチャーター機2機を現地に派遣する調整を進めている。

チャーター機が中国に向かう際には、マスクや水、医療用品などの支援物資を積むことが検討されているほか、医師と検疫官が同乗し、帰国する人たちの検疫を機内で行うという。